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ブラックリング最大の危機2

またまた遅れました…


今度はあまり遅くならないようにしたいと思います

「…ここは…?」


「やっと目覚めた?」


そこは白い部屋で隣には白河さんが座っていた


「葵ちゃん達みんなが心配してたわよ」


「…そうですか」


赤騎士の戦闘の後…どうやら看護部隊に回収されたらしい


「ちなみに総統はうまく逃げたわ

本当にゴキブリ並の逃げ足ね」


なぜか白河さんが辛辣な事を言ったが


「まあ…

生きていたらまた再建できるけどね」


…白河さん



「金の切れ目が縁の切れ目、今月分のお給料払ってくれないと切りたくても切れないからね」


…前言撤回、白河さんは辛辣すぎるよ…


「…そういえばブラックリングはどうなったんですか…?」


「うーん…

赤騎士の襲撃による被害は確か負傷者二百人、ビルはもうほとんど壊れてもう使えないわね」


…改めて聞くとすごい被害だ…


少なくとも今までなれ親しんだブラックリングは無いってことか…


「あとね…不思議なことなんだけどこれだけの被害があって死者は一人もいないの」


「…」


あのとき…



「人ハ…殺シタクナイノ」



…あの言葉はまるで機械のような赤騎士から唯一感じられる感情だった


「死者はいないか…」



「あっ!

そうそう

堂背君はたぶん敵もムカついたか生理的に受け付けなかったのか白夜君の数倍の傷だったわよ」


…敵からも嫌われるって…


なんか堂背が不憫になってきたよ…


「死ななかったのは偶然に近いぐらいだったわ」


…本当に堂背が不憫だよ



「じゃあそろそろ家に戻ります」


そう言うと


「まあ体調は良いと思うから無茶はしないでね」


「わかりました」


「後これね」


そこで手渡されたものは…


「…これは?」


「北海道に行ってたからお土産ね」


…なんで昆布…?


「白河さん…いろいろ言いたいですがなぜ昆布なんですか?」


「おいしいお出汁が飲みたくて」


そう言ってキラキラと何かを期待する目をする白河さん


「…またなんか作ってきます」


「お願いね」


そう言ってにっこりと笑う白河さんに俺は勝てないなと思った



「ただいまー」


ようやく我が家へと帰ってこれた


帰ること事態が久々だなーと思いながら家の中へ上がる


「お帰りなさい」


「お帰りー」


…あれー?


外に出て確認するが…俺の家だよな…


…誰かいる


「…俺のいない間になにが起こったんだ…?」


家の中に上がりリビングに行くと人の気配がする


そして思い切って開けると…


「…総統?

副総統?」


そこにはリビングでゴロゴロしている総統とテレビを見ている副総統がいた



「なにをしてるんですか…?」


副総統はテレビを見ているだけだから良いのだが総統は…


コタツに入りお菓子を食べながらマンガを読んでいる


…俺の家だぞ?


「はー…

お菓子はもうないのか?」


「ありませんから早く出ていけ!穀潰し!」


なんか腹が立ったので暴言を吐く


「ひ、ひどい…」


わざとらしくそういって泣き真似をする総統に副総統は蹴りを入れる


「ごぼっ」


とても痛々しい断末魔をあげた総統はほおっておき、副総統から事の顛末を聞く



「どうしてここにいるんですか?」


「逃げていたら天川君の家があってね、つい思わず…」


…どんな理由だよ


「なんでそんな勢いとノリだけの理由なんですか…?」


「それは総統がいきなりそう言いだしてね…」


…総統もバカだよな…


「何でこのバカが総統なのかしら…?」


「同感です」



「それよりも副総統…

ブラックリングはどうなるんですか?」


そう訪くと副総統は


「そうね…

少なくとも今の場所からは移動ね…

再開にも少し時間がかかるわ

だから…業務は一時停止ね」


それはブラックリングの完全敗北…



「でもね…

やられっぱなしじゃあ面白くないでしょ?

だから反撃をしないとね」


「反撃…?」


ブラックリングは機能停止しているのに方法があるのか…?



「…あっ!

ごめんなさい!

用事があるから家に帰るわ!

総統をお願いね!」


そう言って走りながら副総統は帰っていった


…さっき小さい声でジャニーズのコンサート始まっちゃうって言ってたな…


「つーか…一番肝心なところだったのに」


ものすごく内容が気になる…



「続きは俺が説明しよう」


そう言って総統が起き上がり話し始めた


「実はエリスに新兵器の発明をしてもらったんだ

それを着ければお前の力を…」


そう言うと電話を取り出し


「…もしもし?

エリスか?…天川なら帰ってきたぞ

…うん

ところであの新兵器…力を何倍にするんだっけ?

…五倍!?

すげーな!

…うん

ありがとな

…うん

お礼はするよ

じゃあ」


…きちんと確認してろよ…


「五倍だそうだ

すげーな」


…人事かよ


「どうやら天川用に作られているらしいからな

お前がつけるんだ」

そう言って渡されたのは、腕時計のような機械だった


「これが…新兵器?」


「ああ

お前が着けるんだ」


「俺が…ですか」


「そうだ!

試しにつけてみろ

使うには変身!って言いながらコサックダンスをするんだ」


…ダンダンダン

(コサックダンスをしている)



「変身」



「…ぷっ…

わははははははは!!

す、すまん、ははは

嘘だ!

ははははははは」


「…」


ピピピ


プルルルルル


「もしもし?」


「天川!!

久しぶりだな!!

どうしたんだ!?」


「あの新兵器ってどうやって使うのかな?」


「む…?

総統に教えたはずだがな?

それを持って装着と言えば使えるぞ

と言うか…天川?

なんか声が怖いぞ?」


「あー…

気にしないで

うん

またね」




「装着」


そう言った瞬間にその機械が光り出し、体に纏わりついた


そして…その光は真っ黒で硬質的なフォルムになり、鎧となった


「ははははは

…ん?

おお!

それこそが新兵器

その名も『ブラックフォース』だ!」


…確かにこれを付けた瞬間に力が溢れる


さてと


「総統」


「ん?

なんだ?」


「死ねやこのアホンダラァァァァァ!!」


(残酷すぎて描写できません)



「ふー…」


真っ赤な固まりとなった総統はほおっておいて…


赤騎士…今度は勝つ!!

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