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大晦日に年越しそば!

すいません

大晦日に更新をしようと思ったんで少し更新が遅れました


しかし秘密結社へようこそもついに三十話目!

読者数も一万人突破!


これもみなさんのおかげです


これからも秘密結社へようこそへの感想などをお待ちしています!

今日は大晦日


この前、請負部隊で年を越そうという話をしたのだが…


「そこのマンガとって下さーい」


「天川さん

お蕎麦は買いましたから」


「うーむ…

コタツがあったかい」


「酒無いのかよ酒ー!!」


「………」


…なぜか俺の家に集合している


「つーかさ…

何で毎度毎度俺の家なんだ?」


「「「みんなここなら場所を知ってるから」」」


…俺にプライバシーはないのか…?



「なあなあ天川」


「なんですか?

萩原さん」


そう訊くとニヤリと笑い


「ゲームをしないか?」


「ゲーム?」


「おう

くじを引いて当たった奴が蕎麦を作る

そしてまたくじを引いて当たった奴がその蕎麦を食べる

どうだ?」


うーん…


面白そうだけどな…


「よし!

やるぞー!!」


「返答してませんよ!?」


最初からやる気なんじゃん!



「よーし

じゃあくじを引け」


なんだかんだで始まった年越しそば大会


「誰が当たった?」


「ぼ…僕です」


一番手は斉藤君になった


「よーし作ってきてくれ」


うーん…


待ってる間は暇だな…


「なんかする事無いかな?」


テレビは面白いのが無いし


「テレビゲームでもしたらいいんじゃないですか?」


でもテレビゲーム持ってないしな…


「…テレビゲーム…持ってます…」


金上さん…何気にタイミングがいいな



「出来ましたよ」


斉藤君が台所から戻ってきた


その手には美味そうな蕎麦が


「じゃあくじを引け」


うーん


ここで当たった方がこの後が楽だよな


「誰が当たった?」


「…はい…」


金上さんか


「味はどうですか?」


金上さんに蕎麦の感想を聞くと


「…美味い…」


なんか普通だなー…



「次は誰だ?」


「私です」


葵が…当たったか…


「じゃあ頑張ってきます!!」


…正直頑張らないでほしいなー…



「…どうする?」


台所で明らかに蕎麦ではない音がしている


「正直…誰も食いたくないよな…」


「誰か人柱になってくれないかなー…」


ピンポーン


「はーい」


こんな時間に誰だ?


「やっほー!

天川!久しぶり!」


…なんだバカか


「あー

なんだ?」


「腹減ったからなんか食わせて」


ちょうど良いタイミングだな


「良いぞ…上がれ」



「出来ましたよー!」


葵が蕎麦らしき物体を持っている


「堂背が食いたいらしいからな

食わせてやってくれないか?」


「良いですよ

堂背さんどうぞ」


うーん…


見た目は蕎麦なんだが…


「うおーー!

いただきまーーーす」


そして堂背が食べようとすると


キシャーーー



「うぎゃーー」


いきなり蕎麦が蛇のように動き出し堂背に飛びかかった


「さーて

次やるか」

…無視って萩原さん…鬼だな


「次は誰だ?」


「あっ、俺だ」


次は俺が作る番になった


「じゃあ作りに行ってくる」



「出来たぞ」


そう言うと


「くじを引くぞ」


「いかさましないで下さいね…!」


「天川の手作り蕎麦…」


「…なんか恐いですね…」


そんなに力を入れることか…?


「誰が当てた!!」


「ぼっ…僕です!」


萩原さんの大きい声にビビりながら斉藤君が名乗り出た


「斉藤君か

じゃあどうぞ」


斉藤君は食い始めるが


「…天川さん…美味しいけど美味しくないです…」


…そりゃあ斉藤君をハズれた三人が睨んでいたらな


「…一番マトモそうな蕎麦をとられた…」


「…私が食べたかったのに…」


「…天川の蕎麦が……」


…みんな口に出てるよ


斉藤君がめちゃくちゃ居心地悪そうだし



「じゃあ次は誰だ?」


「私だ」


エリスか…


ふっと時計を見たらずいぶんと遅い時間になっていた


けっこう時間ががたつのが早いな



「出来たぞ」


エリスが作った蕎麦はなかなかの出来で


「誰が当たった?」


「私です」


葵ちゃんか


少し食べて感想を聞くと


「ええっと…すいません普通に美味しいです」


…コメントしずらいな



「じゃあ次は…

オレか」


萩原さんの番となり台所に入っていく


「そういえば…萩原さんは料理出来るのかな?」


台所の方に耳を澄ますと


ガガガガガバキッグシャドスッ…

ドゴォォォォォ



「…なんの音だぁぁぁ!!」


うちの台所は大丈夫なのか!?



「出来たぞー」


萩原さんが持ってきた蕎麦を見ると


「うわっ…」


…まずは麺が黒こげ

…ダシが無色透明

…上にはなぜか納豆とキムチが


「…蕎麦?」


「おう

さあ食え」


「…誰が当たった…?」


「…私だ」


エリスが当たったみたいでめちゃくちゃ泣きそうになっている


「エリス…無理だったら俺が食うぞ」


「…その時には頼む」


…なんというか…戦地に出兵する我が子をみる感じだな


エリスが一口食べると


「…なんというか物理的に不味い…」


…可哀想に…



「最後は金上か」


もはやこれも最後になったか


「………」


無言で作りに行く金上さん


「よーし

くじを引くぞ」


引いて当たったのは萩原さんだった


「しかし…

金上は料理出来るのか?」


…確かに謎だからな…あの人



「…出来た…」


そう言うと机の上に蕎麦をおいた


「おう

いただきます」


一口食べた萩原さんに感想を訊くと


「…美味いんだが

どこかで食ったような…」


「…それ…インスタントの…ダシだから…」


「…なんか嬉くねぇ」


…まあ失敗じゃないから良いのでは?



「ふー

食った食った」


なんだかんだ言いつつ全部食べた萩原さん


周りを見ると


食べてコタツの中でゴロゴロしている斉藤君と葵


気分が悪くなり寝ているエリス


いつの間にかコタツにいる金上さん


未だ蕎麦と格闘しているバカ(堂背)


「結局いつものメンバーで年越しか」


まあ嫌ではないけどね…


「…あっ!」


俺は蕎麦を食ってない!


「…しょうがない

作るか」


その後蕎麦を作ろうとしたが蕎麦がなくなり偶然あったカップめんの蕎麦を食べた


…一人だけ寂しいな


「さあカウントダウン五秒前」


いよいよ正月か


まあ来年も頑張ろうな


「四、三、二、一、ゼローー!!」


「あけましておめでとう!」


うーん新年になったなー


これからも秘密結社にようこそをよろしく!

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