出社しよう!
「出勤か…嫌だな…」
どうもこんにちは
主人公の朔です
まだ1回も出社していないのにもう行きたくありません
なんだよ…悪の秘密結社って
昨日俺をこの会社に申し込んだ園音に文句を言った
「歩いて35分もかかったぞ!」
「あたしは歩いて10分くらいだったよ」
「お前は本当に人間か!?
2キロほどあったぞ!
それになんで悪の秘密結社って言わなかったんだよ」
「だって聞かなかったから」
「そんな子供みたいな理屈が「ドゴォッ」」
園音は壁を殴り穴を開けた
…ここの壁って厚さ10センチぐらいあるぞ
「なにか文句ある?」
にっこりと笑いながら園音は聞いてきた
「イイエ、ナニモアリマセン」
即答でした…
…俺ってへたれだなぁ…
でも自分の体ぶち抜かれたくないじゃん!
そんなこんなで会社に到着
そしてエレベーターを待っていると昨日の女の子が来た
「おはようございま−す!」
「おはよう」
そう言えばこの子って名前なんだろう
「名前聞いてなかったよね?」
「あっ、そう言えば自己紹介まだでしたね!
香咲葵と申します!
よろしくね!」
葵ちゃんか
元気のいい子だなー
「俺は天川朔って言うんだ
よろしく」
「天川さんですかー
いい名前ですね!」
名前を褒められたのは初めてだ
「甘皮煮みたいで美味しそうですねー」
そんな理由なの!?
「ところで今日はこの秘密結社の説明会と研修らしいですよ」
「そうなんだ」
チーン
話しているうちに十階についた
なぜか扉の前に人が十人ほどいる
「学校に行かないと先生に叱られる!!」
「あっ!
今日は入学式じゃないか!」
「ママー!!
どこー!!」
いい年したおっさんや兄ちゃんがそんな事を言っている…
って、こいつら昨日落とされた奴らじゃねーか!!
こえーよこの会社!
記憶がホントに消されてるよ!
転がっている奴らを無視して中に入る
扉を開けるとなぜかエレベーターがあった
…なんで?
「ヒミツホジノタメコノエレベーターデホンシャニイキマス」
エレベーターがしゃべった!
すごい技術だなー
乗ってみると勝手に進み始めた
どこまで行くんだろ…
地下100階!!??
どんだけ下に行くんだよ!
…そのまま30分ほどしてエレベーターは止まった
エレベーターでは葵ちゃんが「お腹すいたー」と言って
俺をかじったり
俺をかじったり
俺をかじったり
降りた時にはボロボロになっていた
もう疲れたよ…
不定期に更新していきますんでよろしくおねがいします