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天川が記憶喪失!?

「うーん…

なんか疲れが溜まってるな…」


やっぱりここ最近慌ただしかったからな…


「疲れをとる方法ないかなー…」



トントン


いきなり肩を叩かれて振り向くと唐木さんがいた


「疲れが溜まっているようだね」


「分かりますか?」


「うん

随分とダルそうにしていたからね

これを飲むと良い」


渡されたカップの中には赤銅色の液体が入っていた


「…これは何ですか…?」


「疲れをとるオリジナルドリンクだよ

長瀬さんにも協力してもらったんだ」


「長瀬さん創作料理のセンスがやっぱり悪いだろ!」


赤銅色になる素材って何だよ!!


「まあ味は良いんだよ」


「…本当ですか?」


「うん

堂背君で実験したからね」


…最近堂背の扱い酷いよな…


「まあ堂背君に害はなかったからからね

天川君も飲んでみてくれたまえ」


…限りなく嫌だ


でも飲まないといけない雰囲気だし…


「い、いただきます!」


ゴクッ


「あ、あれ?なんだかフラフラして…」


バタッ



「馬鹿者!

天川になんて事をしたんだ」


「うーん…

堂背君には問題がなかったんだけどな…」


「アイツは実験して薬への耐性があるんだ!

一般人の天川にそんな薬を使うな!!」


「朔さん

大丈夫ですか…?」


「うっ…」


「あっ!

目が覚めましたよ!」


「天川!

大丈夫か?」



「…あんた達は誰だ…?」


「天川…?

ふざけているのか…?」


「天川…?

俺の名前…?分からない…全然分からない…」


「唐木!!

まさか!」


「…うん

記憶喪失みたいだね」


「…この馬鹿者ーー!!」



どうも、斎藤と申します!


天川さんが記憶喪失でナレーション出来ないので僕が代わりにやることになりました!


頑張ります!


「…俺は…なんて言うんだ…?」


「天川朔さんです」


「天川朔…?

それが俺の名前なのか…?」


本当に記憶喪失になってるんだ…


「うーん…

時間がたてば戻ると思うけど…何時になるかはわからないな…」


「どうするんだ!!」


「薬による記憶喪失だからね…

やっぱり天川君に関する記憶を聞かせるといいんじゃないかな?」


…なるほど


天川さんに関することを言えばいいのか


「天川さんはこのブラックリングって言う秘密結社に勤めているんです」


「秘密結社…?

うっ…頭が」


「記憶を取り戻そうとしているな…

もっと言ってみよう」


葵さんも天川さんに話しかけだした


「朔さんは主任なんですよ」


「主任…主任…」


「天川〜!!

大丈夫か〜?」


堂背さんがきました


「誰だお前は」


「堂背だよ堂背!

忘れたのか?」


「…ピンとも来ない

お前みたいな知り合いはいない」


「いやっ!

多分記憶が戻ってないからだよ!

エリス、葵、斎藤、萩原、金上…ピンとくるか?」


「…うぅぅ…知ってる…みんな会ったことがある…」


「俺本当に忘れられてる!!」


ガガーンと言う音が聞こえそうなほどビックリしてトボトボと帰っていく


…記憶がなくなっても堂背さんへの対応はあんまり変わってないような…


「…私は葵なんですけど…」


次は葵さんがチャレンジしてます


「私達付き合っていたんです!」


「何言ってんですかぁ!!」


明らかに捏造ですよ!


「刷り込んでおけば記憶が戻ったとき何かと有利に…」


「馬鹿者!」


そうです!


エリスさん!怒って下さい


「天川!貴様は私と付き合っていたんだ」


「エリスさん!?」


あなたもですか!?

「私が」


「いや!

私だ」


なんか醜い争いが起きています…


天川さんは…?


「付き合っていた…?…二人?…まさか」


何か思い当たったようです



「二股を掛けていたのか!?」


そっちに行かないでーー!!


「二股かけるなんて…最低だな…死んだ方がいいんだ…死のう…」


「ネガティブにならないで下さい!

天川さんは二股なんて掛けてないですよ!」


「…しかし」


「大丈夫ですよ!

あの二人は天川さんが大切だからそんな事を言うんです」


そう言うと天川さんは落ち着いてきました


ふぅ…本当に大変だな…


いつもやってる天川さんも疲れるだろうな


しかし…


「うーん…

なかなか記憶が戻らないね…」


そうなんです


色々と言ったけど記憶が戻らないんです…


「天川…エリス…葵…斎藤…金上…萩原…秘密結社…」


頑張っているのに天川さんは記憶が戻らないんです…


…と言うか堂背さんはやっぱり忘れてますよね…


「…万策つきるかな…」



ドゴン


いきなりすごい音がして壁がぶち破られたました!!


「ヤッホー

天川は大丈夫かな?」


園音さんです


「天川さんならそこに…」



「ぎゃー!!

白目むいて泡吹いて痙攣してるーー!!」


どうやら園音さんが入ってきた時に飛んだ壁の破片が天川さんにぶつかったようです


「大変だーー!!」



「天川さん…大丈夫かな…」


「園音!

貴様という奴は…!」


「…朔さん…」


…みんな心配しています


天川さんはみんなに心配されてるからやっぱり人望はあるんですね…


「…うぅぅ」


「天川さん!?」


目覚めました


「…斎藤君?」


「天川さん!?

記憶が…」


「エリス…葵…園音

心配かけたな」


そう言うと笑って立ち上がりました


「うーん

どうやらあの破片がぶつかったショックで記憶が戻ったようだね」


その言葉にみんなビックリしました


「…園音…

貴様を怒鳴ったのは…すまなかったな」


「あはは!

いいよいいよ

ただのラッキーなんだから」


そう言って園音さんは笑いながら帰っていきました


「うーん…

大変だったなー…」


バン


いきなり堂背さんが入ってきました


「天川!!

記憶が戻ったんだって!?」


そう言うと


「…どちら様で?」



「忘れられてるーーー!!!」




この後天川さんが堂背さんを思い出すまで二時間かかりました

次の更新は月曜日です


そう!クリスマスです


次はクリスマス特別編をしようと思います

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