最強乙女決定戦!
「どうもみなさん!
作者が司会に使えそうなキャラがいないと言うことで私が生まれました!
福沢と申します
さあ今日は
ここにいるどこのギャルゲー?的なハーレム状態のあんちくしょー
天川争奪合戦です!」
「…好き放題言いやがって…
あと裏話はすんな」
「さーまずはブラックリングの清純派アイドル
香坂葵ちゃんです
意気込みをどうぞ」
「あの二人には絶対負けません!
朔さんは私の物です」
「コメントありがとうございました!
いやー天川さんは死んで欲しいですね
続いてはブラックリングのツンデレアイドル
エリス・クロフォードさんです
コメントをどうぞ」
「誰がツンデレアイドルだ!
人を不愉快なカテゴリに入れるな!!
そしてそこの二人には天川は渡さん!」
「興味のない人はツンツンして天川さんにだけデレデレする!
私達は天川さんを抹殺したいと思います!
最後は期待の超新星静さん!
コメントをどうぞ」
「兄さんは渡さない…」
「どうやらファンクラブ暗殺部隊が天川さんを狙っているようです
成功すると良いですね」
「…さっきから俺は何回死ねと言われたんだ…
それにファンクラブに暗殺部隊はいらんだろ」
「さーて天川争奪戦は三回勝負!
それでは開幕です」
…無視された
「まずは第一試合
料理対決
それでは…スタート!」
料理か…葵が心配だ…
「おっーと!
静選手!プロの手つきです
ゲストの総統さん
どうですか?」
「上手いな
静もエリスも」
確かに静はなかなかの手際の良さで料理を作っている
エリスもなかなか上手い
「葵選手は…?」
「…ノーコメント」
葵は…俺もノーコメントだ…
「さーて静選手!
これは…麻婆カレーです!
テイ〇ズの伝説の料理!麻婆カレーです
それでは試食をどうぞ」
まずは一口
「うん、美味い
ピリリとした辛さで具材はトロトロ
とても美味い」
「べた褒めです!
次はエリス選手です
これは…チンジャーオーロースです
普通に美味しそうです!」
一口食べてみた
「うん普通に美味しい」
「微妙です!コメントが微妙です!」
…うるさいな
「次は葵選手ですが…
なんですか…これ?」
「キシャー!」
…なんで料理なのに生きてるんだろ…?
「自信作です!」
…牙が生えてるし明らかに俺が狙われてる
「キシャー!!」
「ぎゃー!!」
「おーっと
天川さんに料理?が襲いかかりました
なんの料理ですか?アレ?」
「ハンバーグです」
「…ハンバーグは襲いかからなって来るなー!!」
「キシャー!!」
「はあ…はあ…」
つ、疲れた…
「一位は誰ですか?」
「し、静で…」
「おめでとうございます!
一回戦は静選手の勝利です!」
静はエリスを見て得意げに笑っている
そして葵を見て…かわいそうな物を見る目で見ている…
「さーて二回戦は…
裁縫対決です!
ミシンでどれだけ上手く縫えるか勝負です!
スタート」
意外と上手いのがエリスだ
「ふっふっふ…
機械であれば何でも上手く使えるからな…!」
なるほど…
「おーっと静選手
ひどい有様です!」
…うわっ…ひでぇ
あれは縫うという名の破壊行動だろ
針が折れてあちこちに刺さり布はビリビリに破れ糸はあちこちに絡み付きミシンが黒煙を上げている
「…どうやったらそうなるんだ…?」
「おーっとエリス選手
終わったようです」
エリスはクッションを作っていて店に出ていてもおかしくないぐらいの出来だ
葵も上手いがエリスにはかなわない
「…一位はエリスかな」
「おめでとうございます!
一位はエリスさんです!」
「さーて次は…洗濯対決です!
どれだけ手際良く洗って干せるかの勝負です!
それでは…スタート!」
葵が意外と手際が良い
「おーっと
葵選手終わったようです!
エリス選手!服を破らないでください!!」
手洗いで洗っているがなんで服が破れるんだろ…?
「エリス選手物干しを折らないで下さい
葵選手!終わったようです!」
うーん…
きちんと皺も伸びてるし綺麗に洗えてる
…しかも早い
「葵が一位だな」
「一位は葵選手!
おーっと!
どうやら勝ち点が並んだようです!!
ゲストの総統さん!
この解決策はありますか?」
「…これは第四回戦を開くしかないな」
「それでは最終決着の第四回戦です」
…そろそろ飽きてきたな…
「ルールは簡単!
商品の天川さんを捕まえたら勝ちです!」
「えっ!?」
だからなんで俺の許可を取らないの!?
「それでは天川さん
がんばって逃げて下さい
それでは…スタート!」
「天川!おとなしく捕まれ!!」
「朔さん!捕まってくださーい!」
「兄さん…捕まらないと後が酷いよ…」
…なんか捕まったら明らかに大変なことになる…!
つーか最後のは脅迫だろ
「ふっふっふ
ロボット部隊!」
エリスの一声で大量のロボットが現れて俺に向かってくる
「朔さん!捕まって」
そう言って第一回戦で作っていたハンバーグ?が襲いかかってきた
「兄さん…大人しく捕まるんだよ」
静は存在が恐怖だよ!
「…ん?」
ふと前を見るとキラリと何かが光ったような…
パーン
ゴッ
銃声の後何かが頭に当た…って…
「…ここは…?」
目覚めるとなぜか自宅のベットに寝ていた
「兄さん大丈夫?」
「…俺はどうなったんだ?」
「なんかファンクラブの暗殺部隊からの攻撃だって」
本当にいたのかよ!
「まあそれで気絶して起きないから連れて帰ってきたの」
「そうなんだ」
ピリリリリ
「あっ、メールだ」
静が携帯をとってメールを見ると
「兄さん…こんなメールが…」
そこには親父から…
「私が悪かった!
だから帰ってきて!
お願い!」
と言うメールと
「お父さんの土下座を撮った写メがついてる…」
…久々に見る親父が土下座って虚しくなってくるな…
「うーん…
仕方ないから帰らないと…」
さすがにプライドを捨てて土下座した親父を哀れに思ったか…
つーか親の威厳ゼロだよな…
「じゃあね
また遊びに来るよ」
そんな不吉な言葉とともに静は帰っていった
「…慌ただしかったな…」
いつもの数倍疲れた…
なんかグダグダになった気が…
…もっと精進します