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副総裁の秘密!?

「おはよう」


今日は俺が一番に着いたみたいだ


「んー?

仕事が入ってるなー」


俺の机の上に新しい書類が置いてあった


今日はどんな仕事なんだろな…?



「白河さんからか…」


どんな依頼だろ


[今日、看護部隊に三人ほど頼みます]


「うーん…

三人か…」


他の仕事を見てメンバーは決めようかな



「みんなそろったね」


仕事は白河さんのも含めて4つ


「葵は事務で書類整理などの雑用を

萩原さんは総統を捕獲してください

エリスは科学発明科へ行ってください」


…エリスは科学発明科にいるようなものじゃん!!


「俺と斉藤君と金上さんは看護部隊に行きます


では解散」



「白河さん

今日はどんな仕事ですか?」


看護部隊はなぜかゆったりとした雰囲気で仕事は無さそうに見える


「今日は私と尾行してくれない?」


「…尾行?

誰をですか?」


「副総裁よ」


「…何でですか?」


「今日は平日なのに副総裁はオフでしょ

普段は休まないのになぜか不定期に休むの

看護部隊の仕事もないし副総裁の休みの秘密を知ろうと思って」


…確かに真面目人間の副総裁が休む理由は気になる


だけど…


「すいません…やっぱり副総裁には良くして貰ってるので…」


「あら…天川君

耳を貸してくれない?」


耳を近づけると


「…ごにょ…まさか…あんな…ごにょ…」


「!

…な、なぜそれを…!」


「ふふふ

私に知らないことは少ないの

やってくれるかしら?」


「…喜んで…」


…副総裁…すいません…

背に腹は代えられないです…



「さあ!行きましょうか」


白河さんはウキウキしている


俺は…真逆だ…


「…なんで…知ってんだろ…」


「天川さん

何を言われたんですか?」


「斉藤君…聞かないでくれ…」


…バレたら恥ずかしくて死ぬかもしれない…



「副総統を見つけたわ、ついてきて」


早くも副総統を発見した


「…なんでこんなに見つけるのが早いんでしょうか?」


斉藤君がぶつけた疑問に


「簡単よ

副総統がこっちの方向に行くのは事前調査しておいたから」


…なんでこの人看護部隊にいるんだろ…





「副総裁…まずは花屋に行きましたね」


「誰かの命日とか、お祝いかな?」


副総裁は花を見て悩んでバラを中心に見繕って貰っていた


「バラか…

じゃあお祝いかな?」


「ふふふ

この調子だと…あの情報に間違いは無いみたいね」


「…どんな情報ですか…?」


「ふふふ

秘密よ」


…白河さんの情報源っていったい…


話しているうちに副総裁は移動し始めていた


「私たちも行くわよ」



「次は…雑貨屋?」


そこは豊富な品揃えで名を売っている雑貨屋だ


「尾行しましょうか」



尾行してから副総裁が買った物は


・ペンライト


・使い捨てカメラ


・色紙


・サインペン


…これってもしかして…


「あれ?

白河さんは何を買ったんですか?」


「使い捨てカメラよ

写真に撮って残しておかないとね」


…怖いな…この人


「副総裁が動いたわ

多分そろそろ目的地に到着するわね

いくわよ」



「ここは…」


そこはコンサート会場


そして今日公演するのは


「…カトーン」


現在人気爆発中の超人気ジャニーズアイドルだ


「副総裁が嬉々として入っていく…」


…見たくないかも


「ケータイに私の番号を登録しておいてね

副総裁を見つけたら連絡お願い」


…行きたくない…恥ずかしい…



『みんな〜今日は来てくれてありがとう〜!!』


「「「きゃーーー!!!!」」」


「ぎゃーー!!」


すごい人の波で押されていく


これは…キツい


「副総裁は…どこだ?」


なかなか見つからない


何千人もいるのに見つかるわけねーよ!


「まあ言っててもしょうがないか…

探そう」



「どこだ…!!」


探し始めて一時間は経過した


「見つかるわけねーよ…

あそこにいるテンションの一際高い人でもない限…副総裁!?」


テンションの一際高い人は副総裁だった


…見てて悲しくなるほどの熱狂ぶりだ…


「そうだ…連絡しないと」



連絡後、颯爽と現れた白河さんは副総裁を撮影していく


…音がでない?


「音が出てないですけど」


「ちょっと改造したの」


…本当になんであんたは看護部隊にいるんだよ!


「ふぅ

ここではこれぐらいで良いかな」


「他にもあるんですか?」


「ふふふ

終わってからがこういうのは面白いの」


…哀れ副総裁…



「あ!

終わったみたいです」


斉藤君がそう言うと


「裏口ね」


そう言って白河さんは裏口に向かっていった


…何で裏口?



「…すげーな…」


そこには数十人の人がカトーンを待っていた


「お疲れ様でした」


裏口の扉の後ろからマネージャーらしき人の声がしてカトーンが出てきた


「「「きゃー!!」」」


カトーンに熱狂するファン達


その最前列に副総裁がいることに涙がでてくる


「サインならオッケーです!

触らないで下さい

写真もダメです!」


マネージャーの人がそう言ってファン達をなだめている


副総裁はサインを早速貰っている


「副総裁…ジャニーズ好きだったんだ…」


俺の横で白河さんは写真を撮りまくっている



カトーンがいなくなって満足げに副総裁が帰っていく


「ふふふ

副総裁に会いに行きましょうか


副総裁ー!」


「…げっ!!!

な、何で貴方たちが!?」


「ふふふ

今日は最初から最後まで見せて貰ったわ

面白かったわよ」


ふふふと笑いながら白河さんはそう言った


…本当にエグい性格してるな…


「…今日見たことは忘れなさい

さもないと減俸よ」


横暴な事を言い出した!!


「ふふふ

写真も撮ってあるんだけど…」


睨んでいる副総裁と笑っている白河さん


正直今すぐここから逃げ出したい…


「…くっ!

わかったわ!こっちの負けよ!

望みは何!?」


副総裁が折れた


白河さん…どんな事を言うんだろ…


「あら

願いなんて無いわ

まあ、写真を取り上げないでもらうぐらいよ

…今後ともよろしくね」


白河さん…本当にエグすぎる!


弱みを掴んだままって一番キツいし!


「…わかったわ…好きにして…」


副総裁は放心状態だ…


…白河さんが真の支配者じゃないのか…?



今日は疲れた…


「…金上さんは!?」


忘れてた!!


「金上君には別角度からの撮影を頼んだの」


道理で見つからなかったはずだ


写真ってたくさん撮るんだな


「…あっ!

もしかして…俺の写真も…」


「うん

あるわよ」


「…処分は…」


白河さんはにっこりと笑い


「しないわよ」


…白河さんに頭が上がらなくなった…

なんか内容に変化がないですね


そろそろ新キャラを考えています

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