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請負部隊へようこそ!

更新が遅れてすいません

「今日から主任か…」


うーん…初めてのことだから心配になるな…


「つーか、多分入社1ヶ月で管理職になった平社員は俺ぐらいだろうな…」


一般人が経験する事のない貴重な体験だが…


はっきり言って嬉しくない


もっと普通に生活したいな…


ドゴォン


「主任になったんだって!

おめでとー!」


「…本当に勘弁してくれ…

修理代が凄いんだから…」


最近は壊してなかったのに…


「主任になった君にアドバイスをあげよう!」


「俺の話は無視か

コノヤロー」


まあ…正直な話、聞いてもらえるなんて毛ほどにも思ってないけどな


「これは守った方がいいよ

殴って部下の骨を折るな

ボコボコにして部下を再起不能にするな

それに気をつけるんだよ」


「お前限定だろうがぁぁぁ!!

しかも看護部隊にいたときに再起不能な人がいたぞ!」

「ああー…

力加減を間違えちゃったの

まあでも有名な言葉に弘法も笛の過ちって言うしさ」


「それは弘法も筆の誤りだ!

それに弘法が笛でどんな事をしたのか気になるし!

弘法の評価ががた落ちだろ!

弘法に謝れ!」


「ごめんなさい」


「素直でよろしい」


まったく…


「でも何で急に諺を言い出したんだ?」


こいつ国語苦手なのに…


「ふっふっふ

さっきのテレビを観ててわかったの!

なんか諺カッコいいって!」


そうだった…


コイツは思いつきで生きてる様な奴だった…


「まあ主任の仕事は聞くよりもやってみるのが一番!!

作文は一辺にやらずだよ!」


「多分それは百聞は一見にしかずだ!

作文なんかどうでも良いんだよ!」


言いたいことを行った園音はそのまま会社に行った


…俺も行くか



ついたらうちの部隊についての説明書きがあった


[新部隊 請負部隊についての説明]


・その一 仕事を請け負ってもらう場合は書類を作ること


ふーん…なるほどな…


・その二 請け負って貰った場合はその仕事の評価は請負部隊にいく


本当に主任になったんだな…


・その三 実績によっての給料の上がり下がりが激しい


頑張ったら上がるんだ…

いくらかな…?


・その四 総統を捕まえてきて


さっそく依頼!?


しかも書類貰ってないし!


…まあやるか


その前にオフィスに行こうか



「おはよう」


「おはようございますー朔さん」


葵がもうオフィスにいた


「今日は早いね

どうしたの?」


「新しい部署なので早く行ったほうが良いと思いまして」


「葵は良い子だね」


頑張ってる人は評価することを目標にしている


「あ、あ、あ、ありがとうございます!!

もっと頑張ります!!」


葵は顔を真っ赤にしてそう言った


…なんで顔が真っ赤になったんだろ?


「…なんか私にとって悲しいことがあった気がするですー…」



「悲しいこと?

…何だろうね?」


「…気にしないでください」


なぜか葵はがっかりした表情をしていた


…俺のせいか?



「おはよ!」


「萩原さんおはようございます」


萩原さんが二番目だ


「早いですね」


「嫌みか?

あんたらに比べたらオレなんて遅すぎだろ」


そう言うと豪快に笑って自分の席に着いた



「おはようございます」


「斎藤君おはよう」


斎藤君が着いた


「…もしかして遅いですか?」


揃っている人数をみて不安そうにいった


「いやいや

みんなが早すぎるだけで普通だよ」


会社は8時50分から始まる


だけど俺はなるべく早く来るため8時20分には着いている


「そうなんですか…

安心しました」


ホッとした顔をして自分の席に着いた



「おはよう!」


「エリスおはよう」


エリスが到着した


「うむ

…なんだ私は遅かったようだな」


「あんまり気にしないでください

まだセーフですから」


現在時刻は8時40分


まだ10分も残っている


「あんまり急がなくても間に合えば良いんですから

それにちょっと遅れても見逃しますよ」


「天川…ありがとう!!」


エリスは感激して飛びついてきた


飛びついた時に頭が鳩尾に入る


「グハッ」


…なんで…飛びつかれ…たんだ…?


「朔さんから離れてくださーい!!」


葵がエリスを無理やり離そうとする


「いやだ!」


「離れなさーい!」


「いーやーだ!!」


「…ごめん

そろそろ…仕事の時間だから…離れて」


そう言うとエリスは渋々離れていった


…鳩尾が限界だよ


「最後は金上さんか…

遅いな…もう始まるのに」


「…いますよ…」


その瞬間に全員が金上さんの席を振り向いた


「…どうしました…?」


「…いつからいました?」


「…萩原さんの少し後に…」


…気づかなかった


ごめん…金上さん



「仕事にしましょう!」


記念すべき請負部隊の初仕事


「まず…科学発明科の依頼だ

[現在発明中のロボットの調整を頼みます]


エリス、行ってくれるかい?」


「…前と変わらないようだが…天川の頼みだ

行こう」


そう言ってエリスは科学発明科に向かった


「次は…事務からの依頼か…

[ある書類の作成とコピーを頼みます]

行きたい人ー!」


「オレが行こうか」


萩原さんが行くことになった


「次は…諜報部からだ」


戦闘部隊などの部隊は入社一年たつと細かく分けられた部隊に入る


理由を副総統に聞くと


「それは一年で適正を見極めるのと情報漏洩を防ぐ為ね


だって一年もたてばどんな奴でも身も心もブラックリングに染まるからね…」


何か怖い事をさらっと言われたが気にしないことにした



「[A社の情報を持ってきてくれ]


誰か行きますか?」


「…僕が…」


金上さんが立候補した


…うん、納得



「次は…事務からか…

[早急に壊れた箇所を修理して欲しい]

これは…斎藤君かな?」


「あ、良いですよ」


斎藤君はそう言って事務にいった


「うーん

葵!一緒に総統捕獲してくれないかい?」


「よ、よろこんで!!」


「じゃあ行こうか」




「総統はどこだ…?」


「看護部隊じゃないですか?

女の子が沢山いるし」


確かにと思い看護部隊に向かった


看護部隊にいくと


「一緒にランチに行かない?」


「お断りです!」


ナンパしてた…


しかもバッサリと断られてるし


「またダメか…

よし!次だ!」


今まで見たことのないほどのやる気を出している


…仕事で発揮しろ!!


「総統!

副総統からの依頼で捕まえに来ました

おとなしく捕まってください!」


「くっ!

副総統め…新部隊を効果的に使ってきやがる…

だが負けないぜ!」


そう言って総統はダッシュで駆け出した


「…行こうか」



「まてー!!」


総統は地の利を生かして逃げ回っていく


本当に有能だからたちが悪い…


「あっ!天川さん!」


斎藤君がトイレの扉を修理していた


「総統見なかった!?」


「戦闘部隊の方に行きましたけど…」


「ありがとう!

よし!行くぞ!」


…あれ?葵がいないぞ?


「ハァ、ハァ、ま、待ってくださーい」


「大丈夫!?」


「…ハァ、ハァ…

は、速すぎですー」


うーん…困ったな…


葵は意外と体力がないみたいだな…


「す、すいません

わ、私は朔さんと別行動を取るので朔さんはそっちを追ってください」


「分かった!そっちも頑張って!」


そして俺は戦闘部隊に行った



「園音!!」


「あっ!天川じゃん!

どうしたのー?」


「総統を見なかったか?」


「あっちに行ったよ」


「分かった!ありがとな!」


「磯から上がれって言うから急がずに頑張ってね」


「多分急がば回れだ!

それじゃあ海についての講釈だろ!」


まったく…



なんとか総統を追い詰めた


「総統…覚悟してください」


壁際にいるから逃げ場はない


「…こうなれば…奥の手だ!」


そう言うと壁にもたれかかり


壁が回転した


「忍者屋敷か!!

何でそんな機能があるんだよ!」


くそっ!


俺も壁を回転させた


そして出たのは


「ここは…事務室…?」


どうやら事務室に通じていたらしい


「そうだ!総統は…」


ふっと見ると


血まみれのバットを持った副総統がいた


そしてその足下に


頭から血を流しながら痙攣している総統がいた


「…」


言葉が出ない…


「天川君

このバカを結果的には捕まえてくれてありがとうね

キチンとこれは評価しとくわ」


そう言って副総統は痙攣する総統を引きずって奥の仕事部屋に入っていった


…戻るか




「ふー…

疲れた」


戻るとみんなが揃っていた


「みんなお疲れさま」


「「「お疲れさま」」」


時計を見てみるともう退社時刻になっていた


「みんな今日はお疲れさま

帰って体を休めてね」


そう言ってみんなと一緒に帰り支度をした


まあ…頑張っていこうか



「…帰りました…」


「「「金上さん!?」」」


さっき帰ってきたらしい


金上さんを忘れてた…


…金上さん…本当にごめんなさい!!

更新は毎週の木曜日、日曜日を目安にしていきたいと思います

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