看護部隊へようこそ
色々用事があったので更新が遅れ、久々の更新になりました
「看護部隊か…」
憂鬱だ…
なぜならあのバカがいるからだ…
行きたくね〜…
到着しました
「天川さん
貴方には葵さんと組んで患者さんの世話と薬の処方をお願いするわ」
白河さんはそう言うとあわてて病室へと駆けていった
忙しいんだろうな…
「ドラマ録画しなくっちゃ!」
仕事しろよ!!
さっきの尊敬した気持ちを返せよ!
「朔さんよろしくお願いしまーす」
「うん、よろ…えっ!?」
なぜか名前で呼ばれてる!?
「なんで名前なの!?」
「負けられませんから!!」
何のことだ…?
「…私の気持ち…わかってもらいたいですー…」
「えっ?
なんかいった?」
「いえ、何でもないです!
仕事行きましょー!」
「ところで患者なんてそんなにいるの?」
「はい
体調不良の人や戦闘部隊の人、前線で戦ってる人たちがケガをしてやってくるんですー」
「前線?」
「怪人さんとか戦闘員さんの一部が前線部隊として正義のヒーローと日夜戦って働いているんですー」
「そうなんだ」
ようやく病室に着いた
「まずこの人は体調不良です」
「昼食の人肌ステーキを食べたら気分が…」
バカだろ!
明らかに食べたら吐きそうだよ!
「病院食の改善を願います…」
病人にそんなもん与えるなぁぁぁ
「吐き気止めだしますね」
「次にいきますかー」
「痛い…」
「この人は園音さんに殴られて全治一ヶ月です」
園音ぇぇぇ!
せめて手加減しろぉぉぉ!!
「楽にして…」
園音ぇぇぇ!
謝れぇぇぇ!
「痛み止めだしますねー」
「ようやく…楽になれる…」
なんか死んでしまうみたいだな…
「次に行きーます」
「デビルジュースを飲んだことにより意識不明になった方です」
デビルジュースってもう劇物の類だろ!
「意識を失ってもう一ヶ月になりました」
デビルジュースの販売を禁止しろぉぉぉ!!
「次は…嫌だなー…」
「ここは堂背さんのとこでーす」
なんかテンションが下がったな
気持ちは判るけど…
「入院してから器具を壊したりセクハラしたりガラスを割ったりみなさんのご飯を食べまくったりしたので隔離しています…」
バカ堂背死んでしまえ!
…ん?
奥から声が聞こえる…
「もう直ったんだから退院してください!」
「嫌だ!
ここにいたらうまいご飯が食えるんだもん!」
「…園音さん呼びますよ…?」
「帰ります!」
ウザイなー
堂背
「嫌なのでもう良いですか?」
「うん、早くいこうか」
「次にいきましょー」
「怪人さんの病室です」
いろんな怪人がいる…
なんか別世界みたいだな…
なんか怪人らしい人が看護婦さんに起こられている
「クーさん!
触手を刺して患者さんに電気を流さないでください!」
「スイマセン…」
おそらく電気クラゲの怪人だろうな
「今重病人の怪人は二人だけです」
だれだろ…?
「ウルフさんは狂犬病にかかった恐れがあるので隔離しています」
なんか格好悪いなオイ!!
「野犬と戦って付いた傷らしいですよ
ちなみに戦いには負けたそうです」
ウルフさん弱っ!!
「次が最後になります!」
ようやく最後か…
「ゴキブリ男さんです」
ひさびさだなオイ!
「ゴキブリ退治のためのバルサンを焚いたときに逃げ遅れて倒れたそうです」
バカだろ!ゴキブリ男!
「たまにゴキブリ退治のホウ酸団子を食べて瀕死になるので気をつけてください」
やっぱりバカだろ!
「今日はこれくらいで終わりです」
「お疲れ様」
疲れたー…
明日からも頑張るか…
今日は最終日
仕事は何事もなく終わった
この前はゴキブリ男がホウ酸団子を食べて死にかけたり…
総統が副総統に殴られて意識を失ったり…
園音に殴られて来た人が十数人やって来たり…
白夜さんがボロボロになって現れたり…
なんか危ない人多くないか?
仕事も終わったし帰ろうかと思っていると
「朔さん!」
「葵ちゃん!?」
なぜか葵ちゃん登場
「お願いがあるんですが!」
「…どうでも良いけど…着替えてる途中なんだけど…」
そう
いまは着替えていて上半身裸である
「にゃーーーー!!!!
すすすすいませーん!!」
ネコ!?
着替え終わって外に出ると葵ちゃんが真っ赤な顔をしてそこに座っていた
「葵ちゃん
お願いって何かな?」
すると葵ちゃんは呼吸を整えて
「私を名前で呼び捨てにしてください」
「…はい?」
いきなりなんで…?
そう思っていると
「私…もっと朔さんと仲良くなりたいんです!
だからこうやって名前で呼びあえば親密になれると思って!」
…かわいい…
かわいい物が実は大好きで断る気が無くなる
まあ断る気は元々なかったけどね
「じゃあ呼ぶよ…
葵」
「はにゃぁ…」
そう言うと葵は溶け出した
「葵ーーー!?」
…溶けた葵が直るまで一時間かかった
「葵ちゃんの面白い情報ゲット」
そう言うと白河さんはクスクスと笑って天川たちを眺めていた
白河さんは怖い!
by作者
一週間に二話は更新していこうと思います