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18 激戦~沼地の戦争1 沼地の双子の精霊少女~

大変お待たせしました、18話です。主にゲームとかゲームとか私用とかで執筆が進んでなかったので・・・遅ればせながら、お楽しみください。

「未熟な精霊使役者が2属持ちを創った」。そんなニュースはいとも容易く広まった。当然・・・それは精霊達が暮らす場所にも。



そして・・・ある沼地では・・・



「・・・いいなぁ・・・」



1人の少女が精霊用の新聞を見ていた。そこにはでかでかと少年と精霊少女達の姿が載っていた。



「お姉ちゃん・・・またその新聞見てる」



もう1人の少女が新聞を見ている少女に溜息を吐いた。



「そりゃ、その人ならお姉ちゃんの事拒まないで契約してくれると思うよ?」

「・・・けど・・・私、忌み嫌われた「3属持ち」なんだよ・・・?」

「・・・ま、「3属持ち」なんて本当に使いこなせる自信があるかただの物好きしか契約しないもんね・・・」



あはは、と苦笑いする少女。



「・・・シエラのバカ」

「バカって・・・そういう私も2属持ちで結構大変なんだよ!?」



シエラ、と呼ばれた少女は姉に対し怒声を上げる。この姉妹、特徴的なのが・・・両者、少なくとも2属性以上の属性を持つ精霊なのだ。特に姉の方は・・・2属持ちが霞むほどに希少な「3属持ち」なのだ。



「・・・はぁ・・・。いつもあの新聞見てるから・・・最悪、恋煩いでも起こしてるんだなぁ・・・」




シエラはそう溜息を吐いたのだった。











































しかし、シエラの姉の恋煩いは、その2日後に急展開を迎えるのだった・・・











































「・・・ジャド沼、ねぇ・・・」

「あそこも精霊の住処だけど・・・毒とか電気とか一風変わった属性が多いわ」



1日の授業が終わり、自室で今度の1日研修旅行的なものの目的地をシンシアから聞いていたレン。今度の目的地はジャド沼。研修旅行的な、ということで、沼近くのコテージで3泊4日のスケジュールだ。



「・・・嫌な予感が拭えないけどね」



レンはどことなく嫌な予感が拭えないでいた。なお・・・



「ご主人様は私が守るー!」



ルナーリアの言葉は前よりかなりはっきりとしてきた。ついでに一人称も「私」に変わっていた。









































2日後。ついにその日は来た。学生たちがジャド沼についた時。



「・・・あっ・・・いた・・・。・・・って新聞の写真より精霊増えてない・・・?」



影から1人の少女が学生達・・・というより、レンを見ていた。



「・・・お姉ちゃんにあの人連れて行くには・・・麻痺系の毒で皆痺れさせて連れてくしか・・・ない?」



その少女・・・シエラはそう呟いてレン達を見ていた。同時に昨日、姉に対して言ったことを思い返していた。











































昨日。



「お姉ちゃん、明日養成所の生徒が来るんだって」

「・・・やだ・・・」



思わず身震いするシエラの姉。3属性持ちだから変に狙われたりするため、人間に対していい感情を持っていないのだ。



「でも、お姉ちゃんが見てる新聞の人も来るかも」

「・・・っ!」



シエラの『新聞の人』という言葉に過剰反応する姉。余談だが、大きな胸が思い切り弾んでいたり。



「・・・し、シエラ、つ、連れてこれたら、つ、連れてきて?」

「・・・お姉ちゃん、そんな無茶なこと言わないでよ・・・。下手したら私がどっかいっちゃうかもしんないし・・・死んじゃうかもしんないんだよ?」

「・・・ダメ?(うるうる)」



ド天然の泣き顔になった姉に溜息を吐いたシエラ。恋煩いも極まればここまで来るかと。



「・・・しょうがない、どうにか連れてくるから・・・後は頑張ってとしか言わないからね?絶対に・・・ぜーったいに!!誘惑しようなんて考えないでよ!?あくまで私はお姉ちゃんの契約の為に動くんだから、そこのところ考えてよね!!」











































(今)



「・・・ああは言ったけど・・・無理かも・・・」



シエラはレン達一行を見てそう呟いた。



「・・・あ、おっぱい揉んだ」











































余談。



「・・・さすがに沼というだけあって・・・歩き辛いね・・・」

「そう・・・かも・・・「うわっ!!」レン?きゃあっ!?」



泥濘に足を取られたレンはリリティアの方に向かって転んでしまう。リリティアは当然レンを支えることはできず、巻き込まれるように倒れてしまう。形としては、レンがリリティアを押し倒すように。



「やんっ!」

「・・・ふにゅ?あれ、この柔らかいものは・・・?」



リリティアの艶めかしい声、そして手に感じる柔らかい感触。



「れ、レン~・・・初めてはベッドの上がいいよぉ・・・」

「えっ、あっ!?ご、ごめん!?」



偶然リリティアの胸を鷲掴みにしていたのだ。そして気付かないまま何度か揉んでいたり・・・結果。



「リ~リ~ティ~ア~っ!!」

「む~っ!!」



リリティアに2人の修羅の目線が向けられていた。



「貴女如きがレンに押し倒されるなんて100年早いわ!」

「ご主人様といちゃいちゃするのは私なのー!!」

「ふぎゅっ!?」



レンの上に乗り上げるルナーリア。シンシアは相変わらずどす黒い怒気を発しており、リリティアは・・・



「やん・・・レンにおっぱい揉まれてるぅ・・・」



と若干恍惚に染まったような顔をしていた。



「・・・ボクも押し倒されたいなぁ・・・」

「・・・わ、私だっていつか・・・おっぱい大きくなるです・・・!」



完全に願望が漏れるだけのシルディア・ナジャであった・・・

とりあえず・・・一つ。2人ほど増える・・・とか言っていましたけど・・・あれは嘘です。3人ほどです・・・やらかした感満載。


次回、ついに襲撃&会合です。


そしておまけ。













近々シルディアの望みは叶う・・・のは確実・・・です・・・

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