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抜かれた『響狼の剣』
翌朝
フリッツは宿のベットの上でうなされていた
メイサはフリッツから体温計を抜き取るとメモリを見て言った
「だめね、熱が下がらない」
「お医者様は心配ないって言ってたけど」
「私しばらくここでフリッツの様子をみることにするね」
デュートはフリッツの顔に視線を向けた
「うん、そうしてくれ」
「オレはちょっと溶鉄山の下調べに行ってくる」
「明日くらいには戻るよ」
「わかった、気をつけてね」
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デュートが部屋を出て3時間ほどたったころ
メイサは立ち上がりショルダーバックを手に取った
「さてと、先にお買い物を済ませちゃおうかな」
「フリッツ、ちょっと行ってくるね」
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メイサが部屋を出てから間もなく、宿の外から彼女の叫び声が聞こえた
「チョット!」
「返しなさいよ!」
フリッツが3階にある自分の部屋の窓から下を見ると、メイサと銀髪の男の姿が見えた
「この剣は私にこそ必要な物なのだ」
「いいから、とにかく返しなさい!」
メイサは短刀を引き抜き、銀髪の男に向けた
「何も知らんくせに!」
男は奪った『響狼の剣』を抜き、メイサに向けた




