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名物! 溶岩ソフト
--- The Wolf sword memories ---
名刀と呼ばれる剣の多くは通常博物館などに保管されることが多く
実戦で使われることはほとんど無いが
少女が持っている剣『響狼の剣』は所有者に恵まれたために
数々の実戦で使われ続けている数少ない名刀の1つだ
彼女もまた、剣に選ばれた所有者の1人なのだろうか?
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「いらっしゃいませー!」
「名物、溶岩ソフトはいかがですかー!」
デュート達がお店に入ると、黄色い声が店内に響いた
カウンターに進んだフリッツは、少しだけ恥ずかしそうに注文した
「3つください」
「あ、1つはトリプルで」
メイサは横目でフリッツを見て、少しだけ唇をとがらせた
「な~に? フリッツ~」
「あなた、甘いものが好きなの?」
「わ、悪いかよ」
「おまたせしましたー」
「溶岩ソフト、1つはトリプルです」
「わー!」
「真っ赤なソフトクリームなんて初めて!」
真紅のソフトクリームは、メイサの瞳と美しく共鳴していた




