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解説 クドゥル
今回はクドゥルについて解説します
大きな磨かれた石で、境界石の原型とも呼べる石製品です。
そこには王の贈与記録などが碑文として彫り込まれていたり、神々のシンボルなどが彫られていたりもします。
これはもしも碑文の内容などに違反した場合、呪いが降りかかるというような意味合いでもあり、神々の権威と恐ろしさを表す物でもあったようです。
なお、このクドゥルはメソポタミア南部ではよく見られますが、北部ではほとんど発掘されません。
同じメソポタミアであっても採用されている制度などはやはり違うようです。