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解説 ニンカシ女神
酒の女神ニンカシ女神について解説します。
淡水の神エンキと家の守護神ニンティの娘です。
当時ビールは各家庭の女性によって造られていたと思われます。もちろん、時代が下るにつれ、産業的な大量生産を成されますが、やはりメソポタミアにおいてビールは女性に結びつき、いくつかのプロセスを経て生産されることから文明にも結び付いてるとされています。
なお、ニンカシの意味は、肝臓を喜ばせ、心を悦びで満たすもの、だそうです。
……メソポタミアにタイムスリップした皮肉屋でもいたのでしょうか。
ご存じかと思われますがアルコールの大量摂取は病気のもとになり、特に肝臓疾患の原因になります。皆様お酒はほどほどに。