【五文字小説】麻衣、まな板叩いた 愛菜、麻衣叩いた まな板、愛菜叩いたの
また?
ないの? まな板?
麻衣、今いない?
否? またいた?
愛菜:「麻衣いた!」
麻衣、まな板の間、いた。
麻衣、まな板叩いた。また叩いた。
愛菜:「いいの?」
麻衣:「いいの!」
愛菜の股叩いた。泣いた。
麻衣、また叩いた。愛菜、泣いた。
麻衣まな板叩いた。愛菜麻衣叩いた。
麻衣泣いた。麻衣、愛菜叩いた。
愛菜:「痛いな」
愛菜、また麻衣叩いた。
叩いた。またまた叩いた。
今、麻衣いない。愛菜、また泣いた。
いいまな板、愛菜叩いたの。
愛菜いない。またいない。
まな板の間、愛菜、麻衣の霊いた。
解説
単発で思いついたアイデアを形にしてみました。
『ま・な・い・た・の』の五文字だけで小説っぽいものを書いてみました。濁音なしです。
状況的には、麻衣という女の子がまな板の間、つまり台所で何故かまな板を叩いていました(素手で?)。
何故かそれを止めようとしたもう一人の女の子、愛菜が股を叩かれ、麻衣を叩き返します。
それから叩き合いになり、愛菜は麻衣を殺してしまいます。
(『今、麻衣いない』。は死んだということを表したつもりです)
そしてまな板が今度は愛菜を叩き、愛菜も死んでしまいました。
最後の一文はまな板の間に麻衣と愛菜の魂がありましたとさ、ということです。
我ながらずいぶんと不自然な話(笑)
ちなみにこれは、この作品を参考にして制作したものです。
『臭く咲く桜www ~五文字でできた詩』
https://ncode.syosetu.com/n1897hq/
↑の作品の高クオリティにはまだまだ及びませんが、なんとか私にも五文字小説を作り上げることができました。
結構これ面白い。ハマりそうです。