竜紀と胡桃
生徒会室にて、里緒菜会長が燐音副会長に自分の本音をぶつけて、里緒菜が燐音を無理やり抱きしめているところを偶然見てしまい、燐音から不安と悔しさを感じた胡桃
自分のスマホを見つめていると竜紀から電話がかかってきた。
『胡桃!体育館の裏口にいるから待ってるよ』
『たっちゃん』
電話の内容を見てみると竜紀が胡桃の行動を知っているようで胡桃は竜紀のいる体育館の裏口へ。
向かった先には竜紀が待っていた。約束どおり理由を話してくれた。
「胡桃!ごめん!俺とリオナの関係の事なのに巻き込んで!兄貴は裏切ることはないから心配すんな」
「たっちゃん!分かってるよ!燐は大丈夫だから」
竜紀は本当のことをすべてはなして胡桃を抱きしめていた。
燐音が裏切ることになってもずっと居たいし、離れたくないのは確かだ。
「兄貴っていつも胡桃の事は可愛がって優しいよな!俺だって胡桃が好きな気持ちは忘れるなよ」
「うん!燐が好きな気持ちは変わらないよ!たっちゃんは相変わらずお節介でお人好しだね」
竜紀の想いは胡桃には届かない。燐音が好きという胡桃への想いがあった。やっぱり里緒菜会長の狙いが不仲の竜紀より誰にでも対してして優しい燐音へ切り替わっていたのかなは不安を感じていたが、竜紀は胡桃への愛は本気だった。
逃げようとする胡桃の手を掴んだ。
「胡桃が好きだ!でも兄貴しか見てなくてもいいよ」
「たっちゃん!無理だって!燐が好きだから」
中々胡桃の気持ちは竜紀には伝わらない。
竜紀は兄貴の恋人でもある胡桃を狙っている。
胡桃が俺は好きだから。
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胡桃は竜紀の手を引っ張って教室まで向かった。




