胡桃のおねだりと吸血鬼の存在輝く
生徒会室には生徒会顧問の千暉先生がいる中、ある噂が流れていた。
燐音の耳に入った噂が吸血鬼名家の九王真蒜と陸翔の二兄弟と吸血鬼として生きる契約してしまった元人間の鏡原蓮華の存在だった。誰もいないはずの音楽室からピアノの音が聞こえると胡桃は気づき始めている様子に少し怯えていた。
噂によると、この学園には不思議と秘密があったという話だった。
燐音にやたらと甘え抱きついたり制服をつかんだりして邪魔をする胡桃。
「燐!ピアノの音が聞こえるから一緒に第2音楽室について来て」
「オレは聞こえないよ!胡桃!忙しいから行けないから1人で行けよ!吸血鬼なんいるわけないだろ」
生徒会室には、会長である里緒菜はおらず千暉たちがいる中、1人で作業を進めて冷たくあたってしまう燐音。
ムカついた胡桃は燐音のネクタイを緩めて服を掴んで見つめながら呟いた。
「燐!私を見てよ」
「胡桃!顔近いぞ!チューするぞ」
胡桃の強引な仕草を感じた燐音は甘えてくる彼女《胡桃》の唇に触れてキスをした。
生徒会室のソファーで寝ているさぼり男の親友でもある柚木兎輝に任せることに。
「兎輝!起きろ!書類やっとけよ!オレは胡桃に付き添うから生徒会離れるぞ」
「了解!燐ちゃんはくるりんとラブラブだね!あの噂には気をつけてね」
燐音の呼び出しに現れた兎輝は眠たそうなに黙々作業を始めていた。兎輝は燐音と胡桃の恋を応援しているようだった。兎輝は胡桃を「くるりん」と呼んでいた。
燐音は胡桃の手を握りしめ、生徒会室から出ていった。生徒会室は兎輝だけだが、奥にある生徒会長室にあって里緒菜と竜紀がいるらしい。
音楽室へ向かうたび、音は徐々に聞こえてドアを開けると誰かいる気配もなく音が消えた。
「この学園に夜になると吸血鬼現れるって噂だから信じてないだろう!大丈夫だろ」
「大丈夫」
吸血鬼の存在を知った胡桃は震えながらも楽譜台に音楽室へ向かう。
すると後ろから声がした。
「ねぇ!何もしないから安心して」
いきなり蓮華が胡桃の耳元で声が聞こえたため、慌てて音楽室のドアに激突し、ひゃっとした胡桃はドアをあけた燐音に抱きついた。
「ごめんね!驚かせちゃって!久しぶりね!進藤君」
鏡原蓮華は燐音に想いを寄せていた元人間だ。
「鏡!オレに告白しやがって返事聞かずに姿を消したから心配だった!オレのせいなんだけどな」
「進藤君に返事ないから聞きにいったら教室で彼女と一緒にいるところを目撃してショックで信号無視したら事故にあって死んだの!気づいたら生きていて人間じゃなく吸血鬼だったわ」
吸血鬼の鏡原蓮華に本音をぶつけた。人間だったときに燐音に想いを寄せていたことを話したが、返事の理由さえ言わずに黙っていた。
学園から抜けたのは燐音の弟の竜紀の幼馴染みで同級生、胡桃と燐音が付き合っていたことを知ったようだ。
「悪かったな!タイミング逃してちゃんと言えなくてごめん」
燐音は胡桃以外の女は興味なかった振り向くわけもない蓮華に対して本音を言ったおかげで気まずいムードの燐音と蓮華。
嫌な空気だった。この第二音楽室いることさえ、騒がしかったのか、第二音楽室の隣にある談話室から九王家の長男の真蒜次男の陸翔が現れてた。
「気まずい空気だね!進藤君!蓮華の気持ちは伝わらなかったようだね!彼女はもう人間じゃない。人間共に関わる必要ないだろう!後は僕と真蒜兄さんに任せて、蓮華の気が変わらないうちにいきなよ。人間を襲う雑魚吸血鬼いるから気をつけて帰った方が良いぞ」
陸翔は第二音楽室から燐音と胡桃に逃げるよう伝えた。蓮華が暴走しないように。
あの後、蓮華は陸翔の血を飲んで少し落ち着いたようだ。吸血鬼の発言にイラッっとしていた燐音は胡桃から
『落ち着け』と言われ、手を握られて怒りが収まったようだ。
燐音と胡桃は第二音楽室から生徒会室へ戻ってきた。
課題を終えていた柚木兎輝は爆睡している中、里緒菜生徒会長と竜紀は生徒会長室でイチャつき中だった。
生徒会室から下校時間が過ぎているため数人の雑魚の吸血鬼たちが学園へ向かっていた。
生徒会室へ戻ると理事長と千暉先生の姿がなく、書類を終えて寝ていた兎輝と里緒菜と竜紀がイチャついている姿が見えた。
「呉羽!竜紀!お前ら何してんだよ!生徒会室や学校内恋愛は禁止だだろ。兎輝!起きろよ!下校時間過ぎてんぞ」
会長でもある呉羽里緒菜は竜紀の恋人で生徒会室でよくイチャつきしているのを燐音は気づかれていたようで、焦っていた。本当は里緒菜から竜紀に対して強引らしいのようだ。
裏口から帰れば、吸血鬼には会わないで帰れるはすだ。燐音は胡桃の手をずっと握りしめる。
一旦吸血鬼の話しはこれにて終わりですが、また活躍するかと思います。




