燐音と麗亜vs胡桃
燐音は元ヤン仲間でもあった麗亜が粘ってくるため、かなり戸惑っている様子。
「燐音君が好きだから、好きな人は手放したくないの」
「だからオレは彼女いるって言ってんだよ!麗亜を好きにならねぇよ」
燐音は告白を断るが麗亜は諦めようとせず、抱きついて離れようとしない。
「麗亜を燐音君が好きになるまで待つから」
「胡桃が好きな気持ちは変わらないからお前の気持ちには答えないねぇ」
麗亜は泣きながら言葉には聞きもたず抱きついて燐音から離れない。
「呉羽!胡桃にオレのとこに来いって伝えくれないかな!オレの携帯使え」
「うん!わかった」
里緒菜は燐音の携帯を使い、胡桃へ
電話をかけると胡桃の携帯が鳴る。
『胡桃ちゃん!燐音君が胡桃ちゃんに会いたいから緊急で来いって』
『はい』
電話を切り終わると里緒菜はほっとしていた。
すると扉が開き、3年2組の教室に燐音の彼女である雪平胡桃が入ってきた。クラスの男子達は『可愛い』と思わず叫んでいる生徒もいるくらい、燐音の彼女は可愛い。
麗亜が嫌がる燐音に抱きついている姿を見て呆れて呟いた。
「燐!麗亜さんとイチャついて何してんだよ!バカ!会いたいくても会えなくて寂しいかったんだから!チャラ男のくせにモテるんだね」
「ごめん!オレもずっと会いたかったから、ちゃんと向き合うから、オレの側にいろよ!胡桃」
麗亜からべったりされて突き離した後に燐音はそっと彼女を抱き寄せ抱き寄せた。
2人の姿を見た、麗亜は燐音には胡桃が必要だと気づいて、自分が必要ないと分かり、燐音を諦める決意をするのだった。
「燐音君がわたしより胡桃ちゃんしか見てないって事ぐらい気づいてたんだよね!でも燐音君を好きだって気持ちは言えてよかった!悔しいけど」
「ちゃんと気持ちを伝えてくれてありがとう!好きになれなくてごめん」
麗亜は燐音と胡桃にそう告げその場を去って行った。
麗亜は二人の交際を認めたようだ。
麗亜の恋は終わった。
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