表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sweet love ~兄弟から愛されるシンデレラ~  作者: ゆずほ
②胡桃にライバル視をする先輩
2/12

燐音と麗亜

二人は毎日一緒に登校して学園へ向かうと生徒達が胡桃と燐音の登校している姿を見て騒いでいた。その中には胡桃をライバル視をしている麗亜の姿もあった。

すると一人の女の子が燐音に近づいてきた彼女は折原咲季オリハラサキだ。

胡桃の同級生でクラス委員長を勤めている眼鏡をかけていてお下げ姿の真面目な女の子だった。


「進藤先輩!おはようございます!彼女の胡桃ちゃんを連れて教室へ行きますね」

「おぅ!咲季ちゃん!いつも胡桃と仲良くしてれてありがとな」


咲季は燐音に挨拶をしつつ、頭を下げてその場を立ち去る。胡桃と咲季は仲良しの様子だったが、胡桃は寂しそうにしている。


燐音の同級生で元不良仲間の茶髪のショートカットヘアーの篠原麗亜シノハラレイアが玄関先の廊下に現れて咲季と胡桃とすれ違いのように麗亜は燐音に近づき、後ろから抱きついてくる。


胡桃は親友の咲季に連れて一緒に二年生の教室に行ってしまい、燐音は麗亜にべったりされながら三年生の教室に向かう。クラスメート達は、麗亜がいつも燐音にベタついているのを気づいていた。ホームルーム前で先生が不在の中、3年2組の教室は騒がしい。


「燐音君!彼女の胡桃ちゃんは有名人だよね!お互い中々会えてなくて寂しそう想いしてんのは胡桃ちゃんだよ!私なら寂しい想いさせないから付き合って」

「ごめん!胡桃を寂しい想いさせてんのは分かってるよ。麗亜とは付き合えないんだよ」


燐音が胡桃と仲良くしていることが許せなかった。

麗亜は燐音に『麗亜が好き』と言わせたいが中々言ってくれないし、想いが通じないようだ。

「燐音君が好きなの!お願いだから付き合ってよ」

「無理だって!オレは麗亜のことは好きじゃねぇ!しつこいぞ」

しつこく粘りっこい麗亜に少しキレ気味な燐音にクラスメートたちも冷や冷やしている。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ