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sweet love ~兄弟から愛されるシンデレラ~  作者: ゆずほ
①起きろ
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朝起き

エリートが通う、白銀学園高等部の雪平胡桃と進藤兄弟は高級住宅のお隣同士。進藤家の長男である高校三年生の燐音と高校二年生のピアニスト兼読者モデルとして活躍する胡桃くるみの恋物語。


***

長男の燐音や次男の竜紀、長女の萌黄とも仲良い。

萌黄が憧れている読者モデルで竜紀の同級生でもある胡桃は竜紀から長男である燐音起こすよう指示があった。


金髪で両耳にピアスし、前髪はいつもパレッタで留めていて、普段はかっこいいのに、少しだらしない燐音を起こさなきゃならなかった。


「胡桃ちゃん!寝てるから燐音お兄ちゃんを起こして!後は先に任せた。竜兄と先に行くね」

「萌黄!竜紀!わかったよ!燐は起こして行くから」

萌黄も竜紀も少し苦笑いをしていた。

竜紀と萌黄は先に家をでて、進藤家の合鍵を渡した。

燐音、竜紀、萌黄の進藤家の父親の晃佑は世話好きな胡桃を頼りにして密かに交際を認めていた。

燐音と竜紀の父親は病院の準備で忙しく燐音を構う暇がないため、お隣に住む雪平胡桃に任せていた。燐音の部屋へ突入した。


身支度をすませていたおろしていた背中までの髪をポニーテール団子結びながらまだ、ベッドで起き上がりもしない、寝ぼすけの燐音の上に跨った。

「ねぇ!起きて」

呼んでも反応さえ聞こえない。

燐音は呼んでも反応なし。

「燐音!起きろ」

胡桃は少し男勝りの性格なため、口が悪い言い方で呼び掛けた。


「…」

うっすらと燐音が目を開けた。

「起きた」

「…」

起きたがまた目を閉じてしまった。

「燐」

胡桃は呼び続けたが反応さえない。

「燐音」

まったく起きない燐音の事を呼び捨てして呼ぶ。

燐音の頬をつねったり尖らせた唇を動かしたりするが反応すらなく、起きない。

「燐!起きてよ」

呼んでも燐音は起きない。胡桃は寝顔を見つめて別の手段を考えた。

おとぎ話を逆のことをしてやるのもいいよね。

胡桃は顔を近づけて、そっと目を瞑り燐音の唇に触れてキスをした。


これなら起きるだろうね。彼がいま求めていることなのだろう。


燐音が目を開けて胡桃を見つめている

「!?燐!起きてたなら返事しろ」

「胡桃!おはよー!愛してるぜ!眠いんだけどなぁ!kissで俺を目覚めさせるってさすがオレの彼女だね」

起き上がると胡桃の頭を撫でた。

普段から胡桃だけには優しいするほどの燐音。

(燐音が自分から起きないからじゃん)


「燐!寝ちゃダメだから」

「おぅ!抱きつくなって着替えてきねぇだろ!でも可愛いから許してやるよ」

最近は生徒会が忙しい毎日で会えていないようで

毎日に燐音を起こしているときには少しは甘えさせてもらっているようだ。

相変わらず、燐音は胡桃には甘いようす。


「燐!学校帰りでもいいからデートぐらいして」

「そうだなぁ、暇があればいつでも放課後ならデートしてやるよ」


学校まで、デートをまともにしていない二人はデートの約束をしていた。



****




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