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異世界参入  作者: ぼっち朱雀
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4話 素材と武防具


「親父さん、こいつの牙と爪それと蛇犬狼の尾の鱗と牙で何か作れないか?よくわからなくて」

「ほう、蛇犬狼の~防具は無理だが剣の素材に使えるかも、う~ん、奴しか出来ないがいまあいつは・・・」

「どうかされたでのすか?」

「実は腕はいいんだが、気に入った奴にしか作らないから店が立ちいかなくて、荒れてんだ、カミさんと子供がかわいそうでよ暫く剣は造ってねえな、だから、店は教えるが期待しないでくれ」

防具屋でサイズ合わせをして、色、デザインを決め手付を払い店を出予定を決めた

「俺はこれから、サラに会いに行く、ツルギ達はこのまま宿へその後は夜まで自由行動で」

宿に着くとボウロとイチャンは荷物を部屋に、アクタベは馬車を預けに行きツルギは、ルルモラから教えて貰ったオットーの工房に向かう

ガッシャーン、「うるせーこんなもん造れるかー」「いい加減にしろよ親父、包丁だって注文取ってくるのも苦労したんだ、このままじゃ潰れるぞ!」

オットーの工房だろう怒鳴り声が聞こえる、ツルギは恐る恐る店に入った

「すいませーん」

そこににらみ合う親子そばで震えながら見守る母、突然の声に一斉にこちらを振り返る

「何か用か!」大声で言われた。

「ルルモラの親父さんに聞いて、剣を造ってもらおうと・・」

「ルルモラだあ~」「はい!この素材で何か作れないかと・・・」

素材を全部出し見せる

オットーも職人素材を一目見て何が打てるか直ぐ答える

「おう!蛇犬狼の尾の鱗と牙、アイアン?亜種の牙と爪か、随分綺麗だな、鱗は普通2頭分必要なんだが、粒が揃ってるし傷もない、面白い、お前手を見せろ」

手をじっくりみたオットー腰のタガーも見る、

「若いが、タガーの手入れもいい、手のタコも十分だ、造ってやるよいや造らせてくれ」

「打ってくれるなら、おねがいします、料金は?」

「物を見て決めてくれ」

「親父いい加減にしろ、それでいつも安くされてんじゃねえかー」

「俺の問題だお前には関係ない!嫌なら出ていけー」

息子と母親は出て行ってしまった。呆気にとられたツルギ勇気をだし話しかける

「オットーさん何が打てます?」

「鱗と牙それに亜種の牙爪、俺のところにある鋼と鉄で片刃のナイフ2本かギリ、ショートソードだ、魔鋼石か銀鉱石があれば、付与付きになるがな、中々鉱石は入らんな。」

ツルギは皆で分けた魔鉱石と銀鋼石を出して渡す

「これで鉱石の量は足りますか?」

「何で!純度が高い鉱石持ってんだー足りるなんてもんじゃねー魔物Bランンクの素材と合わせればよい剣ができるぞ」

ツルギはオットーに何か惹かれるものがあり信用して鉱石を渡し使い慣れているタガーとショートソードを注文した。

「半月後に取りに来い。それまで仕上げてやる」店を辞して宿に戻った。

宿では、アクタベが部屋で生薬玉を造っている。ボウロ、イチャンは部屋に荷物を放り込んだ後直ぐ飲み屋に行ったそうだ。

「アクタベ、薬はだいぶ余っているから売ってみようか?」

「ツルギさんお帰りなさい。今、造っているのは生薬玉じゃないんだ」

「え!何々、新しい薬?」

「う~ん薬と言うか、魔力回復をね。」「魔力回復ポーションを買えば?」

「ポーション連続で使えないじゃないですか、生薬玉のようにゆっくり回復する薬を造れないかなって。」

「ああ、フウレさんか?」アクタベは頷く

フウレの魔力を使う剣劇はパーティの要、一度使用すると丸一日魔力が回復するまで使えない、ポーションを使い無理やり回復する手もあるが、連続でポーションをは使えない、いや使えるが体の負担が大きく下手をすればその場で気を失う危険がある、だから複数相手をする場合使いどころが難しい欠点があった。

「そうだね、フウレに負担がかかるのは避けたいな、それで作れそう?」

「この間の亜種の魔核、あれが使えると思う、図書館の薬の作成法に魔核を使って丸薬を造ると魔力回復するって書いてあった。」

「作り方は書いてないよね、造れる?」

「へっへ~生薬玉と魔核を使うと造れることが分かったんだ」

「ほう!魔核何てどう使うんだ?」「内緒!できてからのお楽しみ」

アクタベの薬の知識はこの2年で飛躍的に伸び、ポーションや麻痺や毒の解毒薬等々造れるようになっていた。

「期待してるよ。時間だし飯を食いにいこう」

二人連れだって宿の食堂にいった、そこにフウレが戻ていたのでそのテーブルに座る。

フウレにどうなったか聞いたが、容量を得ないやはりボウロがネックだったようだ、明日もう一度皆で行くことに

「ボウロとそんなに合わないのか?不思議だ」「なぜ?」

「いや~俺が入って2年になるけど、口は確かに悪いが言ってることは至って真面だし。その辺の男より頼りになる、もしかすると?」

「もしか?」「あってみたらわかるかも。」

フウレ、アクタベは何度もツルギに聞くが明日、あしたと言ってきけずじまい、そうこうして、ボウロ達が戻ってきた。

食事をしながら。これからの予定を話し合う

「ツルギどうだった?」「修羅場だ!」「はあぁ、????」

「親子喧嘩で母親と息子が出ていったところに、入っちまったんだ」

「頼めなかったのか?」

「それが、職人なんだな素材を見たら出来上がりに値段を付けろって材料をもってこもっちまった。半月後に取りに来いと」

「出来上がりをみて良かったら俺も頼んでみるか。」

「ツルギ、弓も作れるかな?」

「店には、無かったが多分造れるんじゃないか?」

一同武器も新しくしようとしていたのでツルギの出来を見て注文することにした。メンバーに誘うサラは明日もう一度会うことにし。ダンジョンに入る計画を立てる

「こんなもんか、ダンジョンの情報を集め必要な物をそろえるのに5日体調を整えて次の日に入る、だから6日後に入る。中では決して無理をしない。サラが入る、入らないにかかわらず罠に注意、宝箱は、空けられたらで。」

次の日、フウレ、ツルギはサラに会いに、残り3人は情報と必要な物を調べ準備することで別れた

「サラ!もう一度話を聞いてくれ!」サラを捕まえて言う

「だから、ボウロが嫌だって言ってんだろう。」

「サラさん初めましてツルギと言います。」

サラは初めて見るツルギにびっくりしたが「何だい!あんたと話す義理は無いよ」

ツルギは真っすぐ見据えて「もしかして、ボウロの事好きなんじゃないですか?」

突然のことにサラの顔が赤くなる「そ、そんなわけ無い」

否定したが、フウレもサラの顔を見て確信した。その後は早い、ボウロも憎からず思っていること、サラの腕が欲しいこと報酬その他細かく話しようやくパーティに入る事を承諾させた。

サラはボウロには絶対言うなと釘は刺されたが、早いうちにバレるだろう

サラも虎の八の宿に移り、ダンジョンの細かい説明をする。依頼で斥候としてダンジョンに潜り続けたサラの知識は黒の団にとって十分に役に立った。

ダンジョンに入る日になる。入り口の管理部屋から衛士に入場料金を払い、6人で入った。

アサヒ街のダンジョン一階は幾つかの穴があるのでどれかに入るそれぞれ違った部屋に繋がりそこから上か下に行く階段があり、上は3階下5階の構成になっていた。

「あたしが先頭で入るよ」まず一階の部屋へと向かうが、サラはいつもと違う感覚に襲われた、「ちょっとまって」部屋の真ん中に落とし穴があった。「初めてだね、一階に罠があるなんて、」言いながら罠を作動させた。「落とし穴だね、えげつない、見て槍衾みたいだよ」

穴の底に尖った岩が沢山あった。穴を避け階段の前に移動上にいくか下かと決めかねているとサラが上がいいと進んでしまった。

皆諦めついていく。2階に上がる其処は真っすぐな通路があり左右2個の部屋があり通路の先がボス部屋になる。階段はボス部屋の奥にあるらしい

「サラ!罠は?」「通路にはないね。」「フウレ右の部屋から行こう」

フウレは扉を開ける、「なんだここは?」其処は森になっていた。

空間の理を無視している、ダンジョンは不思議な場所どこか別の空間に繋がっているみたいだ、森の奥既に別なパーティ複数が入っているようだ、遠くに煙が見え、戦闘の音がする。

「森の部屋!幸先いいね、」「なぜだ、サラ」「森の部屋はボア、ベア、狼、トレント、Eランクだが金になる魔物が多い、罠があったことが無いしね、初心者には優しいのさ」

2階森の部屋の探査を始める。サラが先頭、フウレ、ボウロ左右後ろ中央にアクタベ、後方に並んでイチャン、ツルギの隊列を組んで進む

サラの斥候の能力はダンジョンで前より上がっていた。

「500メートル先、3匹ウルフ、チ、築かれた直ぐ来るよ!」

サラは叫んだ後アクタベの居る中央に下がる、ボウロは大盾を構え飛び込んできたグレイウルフを止める、後ろからくる2頭をツルギ、イチャンが弓と魔法で牽制、其処をフウレがボウロに止められた1頭にソードを突き刺す、アクタベのクロスボウの2連射で止め

「3頭は全く問題ないな、サラ群れの最高数はどのくらいだ」

「今まで見た中でウルフが11頭かな、その他はそこまで数はいないよ、」

ツルギは直ぐ全部を収納した。

「サラ、解体はある程度魔物を狩って昼過ぎからまとめてするから、ドンドン行くぞ」

「あいよ!」

その後、クイックベアが2、グレイウルフ1、リトルボア3を無事に狩ることが出来た。

川の傍に少し開けたところがあったので、少し周りの木々や岩を整理して休憩場所を造った。

ツルギは手際よく解体していく、今では魔法と組み合わせて難なくこなしていく、アクタベが調理場を造り火を熾す、フウレが周りを探査、ボウロ、イチャンが警戒する。サラは感心していた役割分担も、作業も流れる様だ、今までのパーティの中でも上位にはいる。

「ボウロ、いつの間に、この街で上位に入るよ!」

「ツルギが入ってから、大きな怪我もないし、依頼の失敗も無いからな。」

初回ダンジョンは森の部屋の魔物を狩ることに徹した。7日で一旦ダンジョンを出る。素材の買い取りは驚くことにトータルで銀貨500銅貨800となった。

パーティの経費で五分の一を引いていたが6人になったので6で頭割りにする、銀貨約80になった。

端数や銅貨は飯代や、消耗品に回している

一日おいてまたダンジョンに潜る、今度も上の階へ、扉を開けると岩の部屋だった。

「最悪だね!」

「サラなんでだ?」

「岩の部屋は、ゴーレムしかいないのさ、しかも2階だと鉱石もないしね、素材なんかEランクの魔核だけさ」

「ゴーレム!魔核を売らないで僕にくれませんか?」

「アクタ、全部はだめだ」「半分!」「3分の一」「それでお願いします。」

「ボウロなんでくれてやるのさ。」「クロスボウに使うのさ」「?」

「後でわかる」「硬ってーぞこいつ」「アクタ、早くしてくれー」

「お待たせ!」

クロスボウを発射、ゴーレムの頭に吸い込まれるように刺さった。

「ゴーレムにはお前のクロスボウが一番だな」

動かなくなったゴーレムから魔核を取る、「何でさー」サラがボウロを問い詰める

笑いながらフウレは説明した。ゴーレムの魔核と魔鉱石を合金にするとゴーレム専用の武器に唯合金のインゴットにはならず、矢尻の大きさにしか整形出来ない、弓では威力がたらず、クロスボウなら丁度良い大きさになることが分かったので、アクタベが使用武器を切り替えたと

「魔鉱石ってあんな高い物を」「矢は回収できれば再利用できるしな」矢を抜きアクタベに渡す

「いやいや、ゴーレムは魔核を破壊しないとダメなはず」

「それがそうでもないんだ!目と目の間小さいが色が少し違うだろここに旨く剣でも矢でもぶっさせば倒せるのさ」

「そんな重要な事私に?」

「構わないさ、ゴーレムの硬さを平気で切るか刺すことのできる奴が居ると思うか?」

サラは考えたゴーレムは大剣やメイス、大槌などでガンガン削って魔核を破壊するのが普通だクロスボウごときでああ矢尻?気づいた

「気づいたか、矢尻。」笑う

アクタベが安い魔核を何とか利用できないか試行錯誤で完成させたものだ。単純に魔鉱石と魔核を合わせればできる物でない代物だ。

5日探索し合計53ゴーレム一日平均10体あり得ない数となった。

18個はアクタベが35個を売り払った、2階のゴーレムの魔核は全部で10銀貨にしかならなかった。

ツルギはオットー工房に皆で行くことに

「親父さん来たよ」「できてるぜ!」

其処に派手さはないが吸い込まれるようなタガーとショートソードが

ツルギはタガーを持つ握りもバランスも自分に合っている

「付与付きだぜ!タガーに氷と毒、ソードに炎がばっちりよ」

「本当?」「ああ間違いねえよ!ほれ鞘はおまけだ。残った鉱石は返すぜ」

「試し切りの場所貸してもらえますか?」「疑い深い奴だ裏に鎧が置いてるからそれで試せや」

裏で魔力を流しながら切りつけた、ソードは炎を纏い鉄鎧をものともせず真っ二に、切り口が解けている。次にタガー同じように切り裂いた切り口から煙が、毒による腐食、どうやら氷と毒が纏っているようだ

「いくら根を付ける」

「タガーが銀貨100、ソード150計銀貨250払おう、残った素材も渡す、」

「素材込み250の値を付けたか、ククハ、ハ、ハ見込んだだけはあるな」

「素材持ち込みじゃなかったら銀貨400以上だ」

今までためた銀貨250を目の前に出し「いつになるか分からないが素材を集めるので太刀を造っては惜しい」とお願いした。

「太刀だと?作れない事はないが素材がな」「分かっています。魔銀のインゴットはある、鋼鉱石と多々良鋼は見つけて見せる」

「知っているようだなだが早くしねーと店たたんじまうぞ、借金だらけだからな」

フウレが「銀貨250でも足りないと?」「まあ利息と合わせてやっと半分だな」どれだけ仕事してねえんだと思いながら、俺達も素材持ち込みで注文したい。

「はあ!素材見せてみな!」鉱石はツルギと同じものを出す、素材は

フウレはクラッシュライノの角と骨、ボウロはワイバーンの爪牙、イチャンはトレントとハードフェングボアの牙、アクタベは土竜の鱗と骨を出した。

オットーの親父は目を丸くする「お前らAランンクか?」

「いやBランクだ、俺がB、この二人がⅭでツルギとアクタベがⅮだ」

とても信じられない顔をしてそれぞれの武器種を確かめていった

フウレが大剣、イチャンが弓、ボウロが大盾に就けられるメイスと片刃のナイフ、アクタベはクロスボウと両刃のナイフ、これだけの注文は久しぶりで1カ月半の時間を貰った。

やはり出来上がりを見て値を付けるようになった。

「ルルモラの親父に感謝だ、あれだけの腕だ後になったら予約待ちになるな」

ダンジョンでコツを摑んだら下の階層に向かう事に決めた。

4階層の宝箱から、多々良鉱石が出、鋼鉱石もダンジョン奥の鉱床に量は少ないが確保することができた。

オットーの工房より制作された武器は予想以上の出来だった。

大剣は、特に魔力量の少ないフウレには特別なもので魔力の伝達率が良く今までの10分の1で済む、つまり1度しか使用できない剣劇が10回に増えた。

「オットーさん俺にピッタリの剣だ、なぜ!」

「手をみたろう、それでさ!」

「銀貨400全財産だ!」「素材持ち込みなら打倒だな」

結局、黒の団の依頼した武器の値段はフウレ400、ボウロ600イチャン90アクタベが130それぞれ自分の出せる全部だった。

「小僧と合わせると銀貨1220、満足な仕事が出来た礼を言うおかげで借金も返せた。」

オットーは借金完済した。息子とも和解し再出発することに、だが黒の団の剣の作者と知られ人気の店になるのは少し先の話だ。


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