本当に感謝しかない
合間合間に手帳に走り書きして7話分は溜まってるのに清書して書き出す時間がない…おかしい。なんでこんなにコロナで騒いでるのに会社が休みになってくれないんだ
そこからの話をまとめると
・娘が森の入り口で見つける
・屋敷に運び込んで看病した
・三日間寝ていた
・お手伝いとして娘が唇を定期的に濡らしていた
・ラクガキは毎日消していたのだがそのたびに書き直していた
らしい。
なるほど。ラクガキは置いておくとして
「お嬢様、あなたのおかげで命が助かりました。ありがとうございます」
目線が合うようにしゃがみ込み頭を下げる。
「えへへー、ふふ~ん♪」
なんかクネクネしだした。あ、母親の後ろに隠れに行ってしまった。
「ゴホン。そういえば自己紹介もまだだったね。ワシはラジュール・サヴァテリア辺境伯だ。隣にいるのが妻のサイラ・サヴァテリア。妻に隠れているのが娘のミリアス・サヴァテリアになる」
「俺、いや私はタイガといいます。Aランクの冒険者でパーティで依頼中に転移事故にあい森の中に飛ばされてしまいました。証明したいのですがギルドカードも失くしてしまって…」
ギルドカードもアイテムボックスの中だ。嘘をつくのは申し訳ないがそういうことにしておく。
「この街にもギルドはある。再発行が必要ならお金を都合してもいい。あとで使用人に案内させよう」
「何から何まで…本当にありがとうございます」
深く、深く頭を下げる。どうやら本当にいい人たちに拾われたようだ。この恩を返しきれるだろうか??
鑑定魔法
人物に使った場合ランクによって見える情報が異なる。また、妨害系は同じランクまでを無効にできる。
ただし見えるのはレベル・体力・魔力・保有スキル・称号のみ。というかそもそもステータスに記載されているのがそれだけでありそれ以上の詳細はスキルシステムにアクセス権限がある神と龍王のみとなっている
ステータス値の限界値とハーフ
種族ごとに決められておりそれ以上の数値にはならない。その代わり【肉体強化】などのスキルが増えるorランクが上がって補強されていく。
この世界に種族的なハーフは存在せず基本的に母親の種族になる(一部の例外あり:魔物ではゴブリンとオーク。人種では悪魔の三種類が父親の種族になる)が、ステータスの限界値とスキルは3世代まで影響する。
例にあげるなら主人公のパーティにいたサラ(聖職者)が母親がエルフ。父親がドワーフ♂と人間♀のハーフなのでエルフの特性で魔力が人より多く魔法系スキルが増えやすい。ただドワーフの血も入っているので力は強いが魔法が苦手な側面も出て攻撃魔法の適性が皆無になった。遺伝はいい部分を引き継げる場合もあれば悪い部分どおしを引き継ぐ場合もある。