異世界での生活。仲間たち
お嬢様と出会うまであと数話続きます
と。いうわけで俺こと東雲大河は異世界に降り立った
ちなみに身体は14歳にしてもらった。この世界は15歳から成人扱いされて冒険者ギルドの正式な加入も15歳からなのだがそれまでにこの世界に慣れたい。常識は知識として学んだがキチンと身に着けたい。そのために一年の猶予が欲しかったのだ。
そこからの毎日は充実していた。冒険者ギルドに行き未成年でも登録できるEランクで登録した。登録のとき苗字をなくし『タイガ』で登録したがニュアンスなのかしばらく『タイガー』と変なあだ名がついてしまったのが実力に合っていなくて恥ずかしかった。地道に薬草とりやDランクの荷物持ちをしながら知識の裏付けをしていき空いた時間にはギルドで魔物の資料も読み漁った。一年がたち正式な冒険者となりDランクとして魔物を狩るようになった。最初は魔物が向けてくる殺意だけでビビってしまったが先輩冒険者に助けられ討伐もできるようになっていった。
スキルを奪うスキルだがそのまま『スキルを奪うスキル』という名前で付与されていた。…ちょっと神様を殴りたくなったが元々この世界になかったスキルなので気にしないことにした。
スキルの使い方としては
①魔物・犯罪者の命を奪うこと(というか一般人を殺したら犯罪だし)
➁複数人で倒した場合はスキル保有者がトドメを刺さないと奪えないこと
この二点だけが条件なのでかなり優秀なスキルだとおもっている。
そしてそんな生活が4年続いた…
19歳になりそのころには5人でパーティを組むようになっていた。構成としては
・タイガ 魔法剣士 器用貧乏だが器用万能に近い。複数のスキルを使うためそれぞれのスキルランクは低くなるように部分的に封印してある
・サラ 聖職者 ヒーラーとしての役割に特化していて攻撃魔法はアンデット系に効くくらい。例えるなら魔法のみならゴブリンすら苦戦する。女性。胸デカイ
・キム タンク むさいおっさん。無口。たぶん山賊と言われてもだれも否定しない
・カリン 斥候役 ジョブに例えるなら盗賊かアサシン。罠の解除・宝箱の開錠・毒物の使用に長ける。ハーフリングの女性
・ドラル アタッカー 身の丈もある巨大なメイスがメイン武器。脳筋というわけでもなく必要に応じてナイフも使う。赤茶色の体毛を持つ狼人族
全員がAランクの冒険者でありパーティとしてはもっともSランクに近いパーティだといわれている。
ハーフリング ホビットと書く予定だったがどうもホビット名は避けてハーフリングを使った方がよさそうな傾向があったのでこちらを採用。小さいだけでロリではない。ロリではないのだ
ドラル 前述にあった最初の魔物との戦いで助けてくれた先輩冒険者。面倒見がいいがお金の使い方が荒いので大抵金欠になってる。ワンコじゃなくて狼
Sランク ドラゴンスレイヤー。国や世界を救ったレベルの偉業で与えられるランク。現状ドラゴンの単独撃破者か過去の勇者パーティしかいない。現在2名