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お嬢様の執事  作者: 天然ソーダ水
俺がお嬢様に仕えるまで
11/58

夜の酒場で飲んで飲まれて

普段読んでる作者さまが投稿した短編の万能執事ものがあっさりランキング入りしてて震えてる。そして連載ものになりそうっていう恐怖。コツコツ頑張っていこう…

~夜・酒場~


「再会を祝して、カンパーイ!」

「「「カンパーイ!」」」


 リーダーが音頭を取り木製のジョッキを打ち付け合う。キムはジュースだ。ちなみにキムは乾杯を言わなかった。無口だしいつものことである。

 一通り食事も済んだところでリーダーが口を開く。


「話がある」


 視線が集まる。


「パーティを解散しようと思う」


 まあなんとなくわかっていた。食事をしながら情報交換したがみんなボロボロだ。

 俺は原因不明の魔力なし。リーダーのドラルはガレキのが挟まった状態での転移で左足の欠損。タンク役のキムと斥候役のカリンは転移が間に合わず生き埋めに。キムがカリンをかばったらしいがそのカリンは頭を打ち付けて右耳が聞こえなくなっている。キムは見た目は大丈夫に見えるがクラッシュ症候群?とかで腎臓がやられて定期的に浄化の魔法を受けないといけないらしい。じつは救助されたあと死にかけていたらしいが転生者が残した医療知識を教会が継承していたので助かったとか…過去の先輩転生者たちの功績がすごい。


「サラ、エクストラヒールは?確か部位欠損治せたよな?リーダーの足がカリンの耳はどうにかならないのか?」

「確かにレベルが上がって使えるようになってるけどアレ使用が管理されてるのよ。世界中に希望者がいるから申請しなきゃ私が怒られるわ」


 この世界の部位欠損を治す方法は2つ。エクストラヒールとエクスポーションだけだ。しかも一度使っても一ヶ月かけて指一本生えてくるレベル。一度で王都に家が建てられるレベルの資金が必要と聞くし足をはやすとなればいったい何度使うことになるのやら


「まあ事故みたいなもんだ。そこまで不便じゃねーし気にすんな」

「じゃあカリンの耳ならどうだ?今回の依頼でそのくらいの資金は軽く手に入るだろ?」

「ウチもいいかな~?ギルド職員にならないかって誘いがあってさ。それなら安定収入だし危険もないなら無理に治さずに貯めておくのもいいかな~って」


 空気が重くなったのを気にしての発言ではなさそうだな。本当に気にしてなさそうだ。


「で、おまえらは今後どうするんだ?」


「わたしは教会に戻るわ。エクストラヒールが使えるようになった聖職者なんて教皇クラスの待遇で戻れるわ~」

「俺はギルドから職員として働かないかと誘われてる」

「私も~!斥候系はなかなか教官がいないらしくてね~キムと一緒に誘われてるんだ」


 みんなもう今後の生き方を決めてるんだな


「俺は命をサヴァテリア辺境伯の娘さんに救われてるからな。恩返しに辺境伯のところで働くよ」

「ねえ…ちょっといい?」


 ??


「その子と辺境伯の奥様って同じ髪の色かしら?」

「そうだが…ちょっと濃淡が違うだけで母娘でキレイな金髪だったぞ」

「そうなのね」


 それっきり黙ってしまった。


「?…えっとリーダーは?」

「おう、クランを立ち上げようとおもってる」


 クラン。パーティが複数集まったより大きな集まりだったか?


「もう何組かはパーティには声をかけてあってな。そこで頼みなんだが《赤狼》の名前を使わせてほしい」


 俺達のパーティ名を?それは…


「別に俺はいいが」

「いいわよ」

「いいよー♪」

「(コクコク)」


 カリンがちょっと変なテンションになってるな。キムはしゃべれ。もしくはカリンとしゃべってなさい。


「今回の報酬の山分けでかなりいい土地が手に入りそうでな。ギルド近くのそこそこ大きな場所なんだ」 


 あ、でも


「魔力0だからアイテムボックスが開かなくてな。討伐証明の魔石も素材も取り出せないぞ」

「はあ!?!?」


 魔力0って伝えたからてっきりわかっているものだと

 スキルの行使には魔力が必要なものがある。常時発動している【肉体常時強化】や【危機感知】などパッシブ系スキルならいいのだが【腕力強化】や【遠視】などその場で発動が必要なものには魔力が必要になる。アイテムボックスは特殊な扱いでパッシブ系スキル扱いなのだが空間を開くときだけ魔力を必要とするスキルだ。所持者は王都でも5人ほどしかいない少し珍しい程度のスキルだが容量はMPの最大量に依存するので自慢じゃないがこの世界で一番だと自負してる。あれ?魔力0だけど容量はどうなってるんだろ?


「おかげで龍王の魔石や素材がおろか俺の全財産もみんなから預かってた予備の装備も全部取り出せなくてな。王都に来るのにも辺境伯様にお金を借りたんだぞ?」


 まったくどうしたものか


「それなら少し考えがあるわ?」

「「本当か!?」」


 おもわずリーダーと声が揃ってしまった。マジで?さすが年の功。


「ええ、最初は呪いかと思ったけどそうじゃないみたいだしね。

 とにかく明日よ。今日はもうお開きにしましょ?」


 そう言ってカリンを引きずって出て行ってしまった。あ、キムは護衛としてついていくって?


「…もうちょい飲むか」

「あ、はい」


 飲んだ。

アイテムボックス

 異世界物のお約束スキル。内部時間は止まっていて生物は入らない。

 スキル所持者は王国内で5人。容量は魔力の最大値依存。重さに比例すると言われているが正確には体積。もっといえば原子量。まあぶっちゃけそこまで変わらない。

そこそこ希少だが時間停止のない収納袋が量産されているので代用はある程度可能。時間停止のある収納袋はわりと希少。


魔素と魔法

 空気中に漂う魔力の元。そのままでは利用できず体内に入ることで魔力になり魔法の原動力となる。

 魔素は魔石を持つ生き物が生成している。その最たるものが龍王である


魔石を持つ生き物(魔物と魔族と龍王)と魔石を持たない生き物の魔法

 魔族などは体内の魔石から魔素を抽出し地内で魔力に変換して魔法を使うが人間などの動物は空気中の魔素を呼吸で取り込み体内で魔力に変換して魔法を使う。マナポーションで回復するのは経口摂取でポーションに付与された魔力を接種しているから。

魔力の総量はレベルと心臓に由来する。心臓は身体の大きさに比例するが魔法の効率を上げるスキルや魔力量が上がるスキル・称号もあるので単純にデカい生き物が強いというわけではない。

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