表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

76/92

069楽器工房の新楽器✳新球体ビルと超重力球体ビル✳アニソン大会ポテンシャルプラチナ

 ここは仮想世界。


 私たちクラン、紐づけされてるギルドとギルドネットワークスの各『シェアルゴリズム』


 それらと各団体メンバーの共有意識集合体の『Sync/同期』により、球体ビルの五階にギルド仮想世界本部、四階にギルドネットワークス仮想世界支部が最適化されて設置された。


 それに伴い、五階と四階の居住スペースにそれぞれメンバーの居住が始まった。


 他の階も着々と準備、運営が進んでいる。


 三階はゲストハウス、アーティストインレジデンスも運営が始まり、すでにアーティストが滞在。


 二階のセッションラボエリアの球体スペース側に『楽器工房』がつくられた。ここでは新しい楽器が創造される。


 仮想世界の楽器工房創設に伴い、ペキノが魔法で色つきの音を奏でたように、踊りの動きや想波によって、音を奏でられる装置/楽器が完成した。


 それらは装置/楽器を使わなくても、ユニークスキル『踊音』『想音』としても可能になり、楽器、スキル、魔法、どの形態でも可。


 楽器工房の隣にはセッションスタジオがある。


 私はソファ、シェリー、シフォンと、楽器工房とスタジオ内覧しようと、転移クリスタルで二階に到着した瞬間……


 ガイダンスから《シェアルゴリズムと『Sync/同期、シェアミーティング』の要望があります》そう聴こえてきた。


 球体ビル関係者全員に、球体ビル全体を無重力にすることについてサジェスチョンされた。


「スカート履けないじゃない」とか今更な所感、見解、創案等々の共有の結果……


 1.同じ仮想世界に、同じ大きさの球体ビルを創造、メタスキル『超重力』で無重力にし、内部構造の最適化。


 2.仮想並行世界として無重力世界を構築し、球体ビルを創造、最適化。


 以上、即時決定された。


 スカート履けないじゃない課題については、仮想世界でも現実でも、私たちクランとギルドメンバーは、メタスキル『物質解放』により、洋服の着替えも即時可能。


 キューティハニーのように輝きながらセクシーに衣装チェンジもできるけれど、そそくさとユニークスキル『格納』『収納』によって、ストックしてある衣服とチェンジする。


 物質解放しなくても収納スキルがあれば衣服チェンジはできるが、ギルドネットワークス内の別ギルドにはそのスキルが使えない者もいる。


 しかし、仮想世界の場合は特別なスキルがなくても、メニュー/ウィンドウで着替えができるので何も問題はなかった――。


 アンスコ履いたりスパッツ履いたり、パンツに履き替えたりすればいいのだ――。



 新しい球体ビルの呼称は、ネオ球体ビルまたは球体ビル改とか案もでたけれど、新丸の内ビルにちなんで、新球体ビルと呼ぶことにする。とりあえず。


 無重力世界の方は、超重力球体ビルということにしとこう。



 Sync/共有が終わるやいなや、球体ビルを元にして、即時、新球体ビルは創造された。


 気になるが、先に楽器工房の内覧と、この度完成した装置/楽器を試演する。


 工房は楽器を飾る為か、半球ドームではなく、円柱スペースだ。


 ギターやヴァイオリン、民族楽器など様々な種類が飾ってあり、楽器博物館としても運営されている。


 詳しくはまたの機会に来場して、基本私たちしか入れない工房の中心部の一室に入った。


 ソファのご実家にいる職人ヒューマノイドがそこにはいた。ソファのご実家にいるメイドヒューマノイドのクラスタメイと同様に、メタスキル『身体解放』やらシンギュラリティやら量子的飛躍やら楽器が好き過ぎたやらで、魂が存在するようになった。


 私たちクランが紐づくギルドの『シェアルゴリズム』に保存されている人間の『ソウルポテンシャル』と、何ら変わらない。

 

 

 さて、新しい楽器は額や胸につけるタイプ、と片耳につけるタイプがあって、装着すると音が奏でられるようになるのだ。


 踊りや動き思考や想念にあう音が奏でられるようになる。


 試演についても大事な出来事ではあるけれど、先に新しい球体ビルの様子を確かめよう。


 大きさは同じ、約直径一七六メートルで、地上部地下部、それぞれ高さ深さ八八メートル。


 中心部にはもちのろんロン、球体フリースペース。


 新球体ビルは、ビル内部のみ超重力スペースで無重力。海が近くにある。入り口は同じ八つ。上からみて均等に配置されている。フロアは階ではなくレイヤで九層。


 中心のフリースペースがゼロ層で、その次が一層と、ロシアの民芸品マトリョーシカ人形のような構造体なのだ。


 無重力構造で天井も床も無い為、九層から八層までの距離は球体ビルの一階と同じ三三メートル。次層は一三メートル。七層は九メートル。六層からゼロ層までの各距離は四メートル。


 各層は柱と言っていいのかわからないが、固定されており、一層から三層が私たちクランの居住スペース。


 四層が屋内自然公園と拡張用の空きスペース。


 五層がギルド仮想世界本部とそのメンバー居住スペース。


 六層はギルドネットワークス支部と居住スペース。


 七層はリゾートホテル/ゲストハウス/アーティストインレジデンス。


 八層は球体ビルと同様のポートエリア設置。


 九層はショップ。


 別に仮想世界本部が三つあってもいいでしょうということで創設――。

 

 別世界であるが、転移クリスタルで行き来可能にすればとりわけ不便ではなさそうで、重力と無重力どちらが好きかになりそうだ。

 

 一層から三層までは私たちクラン専用居住スペースの為、壁で隔てる必要が無い。その為、取り払われた。


 部屋とテナントも球体型をしている――。


 吹き抜けは一層から九層まであり、専用層には入れないようセキュリティが施されている。吹き抜けで九層から一層まで来られるが、七層から一層のレイヤには入場できない。反対にそれらのレイヤから吹き抜けには出られる。




 小さい球体スペースは地上吹き抜け一層から三層の間につくられ、一層から三層以外からは見えないようにテクノロジーでなっている。


 球体ビルの外から観た地下部にも、同様に吹き抜けと球体スペースがある。つまり一層から三層には合わせて二つの球体スペースがある。


 次は仮想超重力世界の球体ビルを観てみよう――。

 


 どこからともなく歌声が聴こえた……気がした。



♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪


 現実世界の私たちは、私が急に名曲『プラチナ』を歌い始めたところ、ソファとシェリーばかりか、ソファのご実家のシェアホームの為、ルンルンとショコラ、遊びに来ていたリーカとトゥルルとメイとサオリン、タルトもジグのミーネも加わりアニソン大会となった。


 この曲の歌い手さんは、私と不思議なご縁があった。ホワイトマウンテン&モーニングヘイズという独り言と、仮想物語かどうかはさておく。


 うふふと原曲と同曲カバーを同時に贅沢に流しながら、私たちは熱唱した――。


 基本的に皆アニソン好きなので、他のシェアホーム同居滞在人が気づいたらしく、アーネとシフォン、サーヤ、ナーナ、ペキノ、アオも加わり、歌だけに留まらず、曲にあわせて楽器アレンジ演奏も始まるのだった。


 曲は他に――

『鳥の詩』

『ros!ros!ros!』

『無能』

『星が瞬くこんな夜に』

『コネクト』

『ひかりふる』

『今日から思い出』

『StarRing Child』

『&Z』

『色彩』

『Ring of Fortune』


 アニソンじゃないけれど――

『Starlight』

『涙のアリア』

『ムーンリバー』

『夢をあきらめないで』

『ときめきをBelieve』

『君は天然色』

『ハルフウェイ』

『楓』


 無能と『生きる(って言い切る)』の生きろというメッセージを聴いて、泣けてきた。他の子たちも涙を浮かべてる人がいる。


 歌うことは『鎮魂レクイエム』にもなるのだろう……。


『正しい街』

『Parade』

『メルト』

『さよならメモリーズ』

『君の知らない物語』

『時を刻む唄』

『Bravely you』

『君の文字』

『My song』も好んで歌われるのでした――。


 最後に再度『プラチナ』が大合唱されました。


 限界のない――


 ポテンシャル――



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ