017モニュリ最適環境準備編『共有思考』
『⇆SSSポテンシャル』な人たちと――亜空間――仮想空間で即興セッションできる準備が整った私とシェリー――またの名をニックは、セッションプレイヤーを集める――正確には自然と集まる仕組みが出来上がるのと同時に、進めたいことがあった――。
「資源――資金が潤沢になったから――まずは最適――な環境づくりしよう」
私は続ける。
「で――亜空間――仮想空間でまずはシミュレーションしようとおもうの」
シミュレーションしながら現象化するつもりだ。
次にシェリーことニック。
「いいわね。とりあえず創りながら――構築しながら進めてききましょう」
仮想空間での建築は瞬時――あるいは多少のラグ――ディレイで可能――。
会話が面倒になった私たちは球体ホログラムで、完全思考共有を始めた。
((⇆SSSポテンシャルを基本としたアルゴリズム――イメージ的には球体魔法陣――を適用――共有する私たちクランを中心に、コンパクトシティのようなコミュニティNETWORKsができあがるつもり。))
コンパクトシティという概念はそのうちアップデートされ名称もかわる模様。
『共有思考』が連なる。
((持続――できるだけ永続できるようにする。時間と空間――もしかすると異次元異世界の⇆SSSポテンシャルなエクスファミリアたちが――豊かに幸せに充足――満足しながら生きていけるように))
シミュレーションする仮想空間へは球体ホログラムにより、フルダイブ――または半ダイブといわれる意識を半分――または多めに現実へ――もう半分または少なめに仮想空間へ割り当てることにより、同時に存在できる。
つまり訓練次第で現実と仮想空間、両方で活動できるのだ。両方の世界の感覚が同時にクオリアされる『造語』ので、何とも不思議な感覚になる。
その為ダイブする――というよりはリンクする――がイメージ的には近いのかもしれない。
半ライス半チャーハンみたいなものね――と私は言っていたが、シェリーは、まぁ近いかしら……と言って、美味しい唐揚げを二人でモニュリとたいらげたのだった――。
((じゃあとりあえずリンクしま《了解、最適な仮想空間座標にリンクします》しょうよろしく!))
私たちがよろしくと思う前――やや喰い気味に『ガイダンス』はリンクしていた。
有効な場合は、ガイダンスが『思考共有』することが許可されている――。
瞬時に私たちは最適仮想空間座標にリンクされた――。