014『存.在.豊.饒』『最適神秘解』ゴールライフクリエーション
《ゴール――ライフクリエーションの一部が公開されます》
『ガイダンス』の声がいつにも増して私の存在に響いた――。そして世界にも――。
やさしいほのかな香りがする――気がする――。
「やっと来たわね。遅かったじゃない」
《時宜に適う。最適な時と場――時間と空間――座標があるのです》
「『果報は寝て待て』――みたいなものね」
いいよねそれ。
《近いとは思います。『最適マッチング』『適材適宜適所』ともいいます》
《ユニークスキル『最適マッチング』『適材適宜適所』を体得しました。》
「Kwsk――くわしくよろしく」
《その名の通りです》
「ちょ!適宜はタイミングよね。マッチングは(火をつけたらぼんやり映る楽しいXmas家族たちの……)」
《御三家レーサーのモノマネでもないです》
「……」
《もちろんツアーギタリストな元アイドルでもないです》
私はウェービーな長髪を振り回すイメージが浮かんだ。
――駄菓子屋さんの赤いイカではない。
「…………」
《マッチングは各々の特性が活かされ、相乗効果のある組み合わせ――。その最適化――です》
《エッチングはエッ……》
「聞いてないわ!」
ラッキースケベ――というより表面加工技法のことをいう。
《材はあらゆる資源です。資材はもちろん資産――人材人脈――文化――社会――関係性――エネルギーです》
「すごーい――」
《地球も含まれます。地水火風空。エコシステムな生態系――太陽系――銀河――宇宙。もちろん創造ナノ――ヨクトマシンたちも――です》
「異世界異次元もってことよね?」
《異方――ともいいますが、それらについては現在はまだ非共有になります》
「――まぁいいわ、適宜ですものね――」
続けて私から発声される音節のつながり。
「『最適マッチング』と『適材適宜適所』は、ほとんど一緒ね。けっこうチートみたいだし――『めぐり逢わせ』『ミニマル』『ハイライト』……」
《ユニークスキル『超運』が『超豪運』に進化しました》
私――のシナプス――そして私を超えて――適材適所にある存在が――今――最適にマッチングされている――
「もしかすると『超豪運』――これらが最適に――マッチングして――かけあわされると――」
《メタスキル『存在豊饒』『存在豊脈』『存在豊脈給』体得しました》
《メタスキル『最適神秘解』同期――始まっています》
私の魂はふるえた――。
「えっと……えっと……何かすごそう……」
《そうかもしれません――》
「まず存在――違いはあるの?」
《存在豊饒が抽象的で――存在豊脈給が具体的なイメージになります》
続く
《ケースバイケースで――好みです》
続く
《存在しているだけで――体験している世界――クオリアが豊かに――本性――ポテンシャルに――最適化され――創造――現象化します》
「……すごい。すごごい――えと……こころとからだ、精神も物質的にも豊か――それも自分だけじゃないってことね」
私の顔はパーーッとキラキラキラキラ光り輝き――
「なーーーんて素晴らしいのかしら――」
感無量になった。
「大体わかってるけれど、今共有できるゴール――ライフクリエーションをシェアして」
《Sure》
Calling ゴール――ライフクリエイション
『個々人――集団、共生体(Cluster)――生命――宇宙と同期される本性(Calling)と――
無数の最適解によるライフデザイン――マスターデザインが――安心して実現される――最適化ライフ――プラットホーム――つながりNetworks――構築――。』
これらの理念が――創造――発展――現象――されます。
「うんうん――『ライフバリュ』が指針、原理、目的となって、ゴールが大目標としてかなえばいいのね」
《おそらくYES――》
ゴールを追求し過ぎて、大切なことを忘れてなおざりにしない為でもある――。
《『探知』がメタスキル『探知創造』『創造探知』に進化しました――》
澄み渡った声が世界に――響いた――。