013ソファとミクロマクロとベッドQueenとKINGな共生体
「ソファがほしいの……」
共生クラスター(集合体)で身近なもの――それは自身のからだである。
「ハイバックがいいの。頭ももたれかかりたいの……」
素粒子レベルでいえば、自と他、天と地の境がなくなる為、ここでは細胞レベルで話をすすめます。
「首肩凝るから、もたれかかってスマホしたり本読みたいの……」
細胞それぞれが一つの生命で、生まれ死んでを繰り返します。生じて――滅するのです。
「この前XmasイブにQueenの映画を豊洲に観に行ったんだ――」
細胞同士はクラスターをつくり、機能をもちはじめます。たとえば腸や心臓。
「もちろん5D――球体ホログラム映画だよ――」
私たちの意識は――細胞クラスターたちの、集合意識――と言えるかもしれません――。
「豊洲もね。意識体――精神体で行ったの――」
だから、一番身近な存在ってからだなんだ――ともいえて、そう感じると――
「うん、映画も参加体験――創造型だったから――内容変わるからどんな物語になるかとおもったけれど、すっごく面白かった!感動したし……」
毎秒、必死に動いてくれてる心臓さんクラスターや肝臓さんクラスターとか、体内外に共生してる菌とか、細胞内のミトコンドリアや――たくさんのクラスターたち――
「私ね――バンドメンバーに慣れたんだよー!すごくない?すっごくきもちよかった――」
すっごい愛おしくおもえてきませんか?――そして――いつもありがとうって……
「あ――QueensrÿcheじゃなくてQueenだからね。フレディ=マーキュリー(ローマ神話ではメルクリス、ギリシャ神話ではHermes
痛めつけちゃ可哀想だし、クラスターさんたちも大事にしてあげたいなーっておもえてきます。
フレディにセーラー服着せてもかわいいかもね。水星だから水戸黄門でいうと、助さんと角さんどっちかしら……)」
「――でね。モールにオシャレなリビングやさんがあったんだけれど、店外通路の吹き抜け側の柵近くに、休憩用にソファがあったんだ――」
ありがとう――は前提なのですが――クラスターの範囲は色んなレイヤーがあってですね。あ――セーラーマーキュリーのレイヤーさんじゃないですよ。
「で――駄菓子屋さんでゲトしたチョコ食べましょと座ったら、背もたれハイバッグで首が楽だったわけ――モシャモシャチョコ美味しいかったわけ――ありがとうなの――」
つまりは心臓や肝臓、脳とか――医学ではながらく独立した専門医として――セグメントされてましたが――
「とりあえず一人用のソファでいいとおもうんだ。少しさびしい気もするけれど……」
細胞同士――内臓同士――または自身を超えた――密につながってるわけです。連絡とりあったりもしてますね。最適化されると、どこにエネルギーを多くしたり―――細胞やクラスターによって温度が変わったり――とか、色んなことかできるわけです。
「二人用か迷いもしたけれど……もしなるべく最適な日当たりで温かいところに引っ越してさ――あの方と住んで必要になったら揃えて――、一人用、二人用であわせて三人座れたらいいとおもうの――」
無限の組み合わせになるクラスター毎にも意識が――あるかもしれません。普段は眠ってる休んでる細胞やクラスターもいて――大事な時に動き始めるかもしれませんし――有線連絡のみならず、無線でやりとりができてるはずです。
「あ――ベッドはKINGサイズかQueenサイズがほしいんだ――ごろごろしたいよ――睡眠大事――現実的には入り口入りやすくて移動しやすいように、シングルベッド2つ並べても同じサイズだから――」
「増殖してるミクロの」共生クラスターは「創造ナノマシンからヨクトマシンのおかげで使える」個人のみならず「異能スキルと」人類をこえて――マクロに――「⇆SSSポテンシャルで」⇆SSSポテンシャルで「なんとかなる」生態系――銀河――宇宙――「かな」――異次元――異世界――「ーって信頼するの」最適化――
《――そんなクラスターさんたちと一緒に――ここちよく――ソファとベッドに――ぽわんして――ぽわぽわ――》