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紅白戦-2


紅白戦が始まった。



■1試合目

終了

Aチーム 3―1 Bチーム



結果、北沢先輩の圧巻なピッチングが光った試合だった。

ヒットは僅かに1本、四死球無し。

失点こそバントで進塁したランナーを味方のエラーによって失ってしまったが、それ止まり。

さすがはエースといったところか。


ただ、俺が感心したのはそこではない。

マウンドの立ち振舞いが既に完成されたエースらしさを感じたのだ。


こう言うと上からに聞こえるから絶対口には出さないが…正直俺が育てたいと思った。

色々見てきた野球経験をこの男にぶつけたい。そう感じたピッチング。


うーむ、我ながらジジくさい。


それに紅白戦だからなのか、彼はこれで本気ではないなとも思った。

要所要所で見せたあのギアチェンジ、あれが恐らく本気。

早くあの球受けてみたい!!



…さてと。俺らの試合だし、行くか。




■2試合目

3回裏

Cチーム 2―0 Bチーム


現在、最終回で2アウトながらランナー2.3塁。


3回の表に9番の俺がフォアボールで出塁、そこから打線が繋がり3番のキャプテンが2点タイムリーで先制した。

のも束の間。

最終回1アウトを取り、そこからシングルヒットが連打、ファーストゴロが進塁打になり一打同点のピンチだ。


(ふぅー、紅白戦とはいえ勝ちにこだわりたいな。タイムを取るとするか)


「監督、タイムお願いします」


「お?動き出すか、1年生捕手君。ターーイム!!」


キャプテン達内野手陣もマウンド上に集まり、ピッチャーを鼓舞していた。

鼓舞もいいけど、俺はここであえて焚き付けてやるか。


基本的には力みなどを取らせることがタイムの目的だったりするけども、俺的野球論ではあえて力ませるのもアリと思っている。

だってさ、何て言うか、魂の乗った球で打ち取ることってあるじゃんか。甲子園とかでも。

それ狙いね。


それにこの人、見た感じピンチに弱そうだし。気弱そうだしさ。

あ、さすがにちょっと失礼か。

静まれ、心の中の俺。


「ご、ごめんね。皆」

「大丈夫大丈夫!紅白戦なんだし、思い切っていこう!!」

「そうそう、打たれても同点だ。気にするなー」

「う、うん」


「…先輩、まだ3回ですがもし疲れているのなら変わってくれませんか?球も全然キテませんし」

「お、おい、佐田?」

「キャプテン。あくまでも、もし疲れているのならです。腕も打たれることを恐れてか振れてませんし、誰か別の人に投げてもらった方が勝率は高いです」

「佐田?紅白戦なんだし、そこまでしなくてもいいんじゃないか?」

「じゃあ聞きますが、紅白戦のピンチでさえこの状態になる人が試合で使い物になりますか?俺が監督ならまず使いませんね」


マウンド上が重苦しい空気になったな。

ちょっとやり過ぎたか?

さすがに小学生にはスパイスが効きすぎかな。ちょっとだけ緩く…


「山本先輩?先輩はここまで無四球、無失点。コントロールもかなり良くて、下級生の俺なんかのリードにも従ってくれていました。俺が言うのも何か違うとは思いますけど、全然自信持っていいですよ」

「……」


再びの沈黙。

くっらいな!もう!!

そろそろ何か言ってくれないとーーー。


「う、うん。さ、佐田?ありがとう。そうだよね…ぼ、僕、も、もう少し頑張ってみるよ。さ、佐田のリードを信じるからお願いね」


お、これは成功かな。

ちょっとギリギリだったけども、なんとかなったか。

キャプテン達もホッとしてるし、大丈夫か。

良かった、茹で蛸先輩みたいに色々言う人がいなくて。


「はい、任してください。サクッと完封しましょ、完封」


山本先輩には全力の笑顔で返事を返しといた。

ここは自信満々で言葉を投げることが大事とみた!


「よし!じゃあ皆いくぞー!」



キャプテンの掛け声で、おぉ!っと内野手陣がはけていく。

よし、俺も定位置に戻るとするか。


「さ、佐田?」

(ん?なんだ?)

「なんでしょう?」

「そ、その、あ、ありがとう」


あらら。

こんな簡単にマインドセットしちゃっていいもんなのかねー。

ま、小学生だし仕方ないか。


「どうもです」



さてと、サクッと終わらせるかー。



■2試合目

終了

Cチーム 2―0 Bチーム



結局、その後セカンドゴロに打ち取ってゲームセット。

山本先輩は完璧とはいえないもののなんとか立ち直り、見事に完封。

ま、3イニングだけだけどね。



さぁて、いよいよ次は茹で蛸先輩との対決だ!

偉そうにしてる鼻をへし折るぞーーー!


一気に投稿!!!

なにかあれば意見をもらえますとーー


下手ですいません(;o;)

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