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お姉様のブラコンレベルの溺愛がなんかオカシイ

ブラコンお姉ちゃんいいなぁとか考えてたらいつの間にか書いてました...


夢と希望と妄想詰め込んだブラコンお姉ちゃんは大暴走レベルに弟(主人公)を甘やかしまくります!

セルアナート王国、500年続く我らが王国は代々セルアナート王家が守り抜いてきた。


前国王アーロン・ヴィ・セルアナート王。


この国には王が崩御の際の為に、遺書には次の王推薦者の名を記しておくと言う決まりがあった。


だが...


そこに書いてあった名はアーロン王の長女、第一皇女アメリア王女でも、前国王のご兄弟のカルロス殿下でもなく...


僕、ルーク・オーウェンだった。


どうやら僕は前国王アーロン王の隠し子だったらしいのだが幼少時より修道院で育った僕には知る由もなかった。


ルーク・オーウェン改めルーク・ヴィ・セルアナートとなった僕には姉と叔父、母が出来た。


出来たのはいいが...


「ルークはお肌スベスベでモチモチね〜はぁ〜可愛いわぁ♪ルーク〜ルーク〜♪」


何故こうなった...


僕はアメリアお姉様に抱きしめられながら頬っぺたをムニムニされたり撫でられたりしている...


おかしい...


明らかにおかしい......


僕って隠し子だったよね?アメリアお姉様にとってはなんとも言えない複雑な存在な筈なのに...


何故こんなにもブラコンみたいな事しているのだろうか...


「お、お姉様...離してください...後僕は可愛くありません…!」


少し強めの口調で言ってしまったが大丈夫だろうか...


「後ちょっとだけこうさせてちょうだい?それとルークは最高に可愛いわよ?」


あ...


ダメだコレ...


暫く離してくれないパターンだ。


修道院にいた時もよくシスターや年上の人が僕をぬいぐるみみたいに抱きしめて可愛い可愛い言ってたあれと一緒だ...


確かによく童顔だの女顔だの言われるけど…


言われるけど……


なんだろう、泣きたくなってきた...


「ぼ、僕は本当に可愛くなんてありませんよお姉様」


離れようと抗うが無理だった...


「やっぱりルークも男の子だから可愛いじゃなくて、カッコイイって言われたいのかしら?でもルークは可愛いから我慢しなさい?」


意味がわからないよお姉様...


はぁ〜...


お姉様の溺愛はなんかオカシイ...




楽しんでいただけたでしょうか?


次話ではお姉ちゃんのブラコンが加速しますよ!


夢と希望と妄想前回の2話をお楽しみに‼︎

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