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冬馬君の秋と冬  作者: だかずお
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クリスマスイブ


みんなで迎えたクリスマスイブの朝


朝から家に、こんな大人数は初である。

サーも、スーも、多網ママも、大喜パパママ達、普段は泊まらない大人達が帰らず、みんな家に泊まったのは初めての事だった。

何だか、リビングにみんなが寝ていると言う、珍しい光景に胸が踊る。

こんな初めての状況を生み出してくれた、昨夜の台風に感謝する冬馬君。

今は台風も去り快晴である。

台風の翌日の雲のない真っ青な空は実に気持ちがいい、何だか心がウキウキしてしまう。


「昨日の夜は賑やかで面白かったぁ」きみ子がプップこきながら喋る。


「本当大人数でワイワイ楽しかったのぅ」腕を組み、しみじみと頷く、蛇鰐美ちゃん。


「誘ってくれてありがとう冬馬君」微笑む清香とアミ

二人も楽しかった様だ。


そんな笑顔に、ズキュウ〜〜〜〜ンッ

朝から清香スマイルにやられて、大ご満悦な冬馬君である。えへへっ、かっ可愛いいっ。

胸がトキメク好きな子がいる僕は幸せ者だ。


先程「出かける」と正子達は言ったが、大人達はさすがにまだ眠かったようで、再び眠り始めていた。

隆は思う、ヒャッホー 二度寝最高。

仕事の為に起きずにすみ、再び眠れるこの瞬間はたまらなかった ニマァー、嬉しそうな笑みを浮かべ、また目をつむる。


サーとスーは昨日結局、朝まで眠れず、まだぐっすり眠っていた。

気持ち良さそうな寝顔だ。 ぐガァー。


ここで、全く見せ場の無い多美が突如キレる


「ちゃーーーーーーーーーーーーーーっ 」 以上


冬馬君も昨日は遅くまで起きていたので、まだ眠かったのか、気づいたら再び目をつむってしまいそうになっていた。眠そうな半目状態冬馬なり。


和やかな冬馬家の朝

今日はクリスマスイブ 子供達は朝から大喜び

布団の中で、子供達は寝転びながら、こんな会話をしている。


「みんなはサンタさんにどんなプレゼント頼んだの?」と、きみ子。


「マウスピース」


虎鮫代ちゃんの発言に一同驚愕


「まっ マウスピース?」


何故そんなものを彼女は欲しているのだ?


多網だけは、こう思っていた、何だ?

ネズミのピースとは・・・と、マウスピースが何だか分かっとらん様子。

それにしてもネズミのピースって、それこそ謎であるが。


「そんなの貰って何に使うの?虎鮫代ちゃん」その発言に驚いた大喜が興味津々に聞く


「私、舌を良く回すから、噛まない様に」


すんげークリスマスプレゼントだ。

クリスマスツリーの下にマウスピースが置かれている光景。

知らない人は、どんだけボクサーを夢見る子供なんだと勘違いするだろう。

クリスマスツリーの飾りにマウスピース なんだか詩的じゃあござんせんか?(え?)


「アミちゃんは?」


「私は、前から欲しかったコンニャク」


アミが、こんな事言ったら笑ったろう。

嘘だよ〜〜ん。


「前から欲しかった洋服」


「女子じゃのう」微笑む蛇鰐美ちゃん。

あんたも女子のはずじゃ。


「蛇鰐美ちゃんは?」アミが聞く


「ふふっ 木刀」ドスの効く低き声で奴は確かにそう呟いた。


「嘘だよ、冗談じゃい」あんたが言うと冗談に聞こえないから怖い。


「あたいはのぅ、クマちゃんのぬいぐるみじゃき」あまりに意外な蛇鰐美ちゃんの望みに、大喜は吹き出しかける。

プーッ あの顔でクマちゃんのぬいぐるみ くっ、くはっ まずい、ヘタしたら吹き出してしまう。

蛇鰐美ちゃんとクマちゃんのぬいぐるみ、蛇鰐美ちゃんとクマちゃんのぬいぐるみ。

やばい、考えるな大喜、考えるんじゃない己よ。

蛇鰐美ちゃんがクマちゃんを抱っこして眠る。

「可愛いいのぅ クマちゃん」とでも言うのだろうか?そんな想像した大喜は顔が真っ赤っか、今にも噴火寸前である。


「清香ちゃんは?」虎鮫代ちゃんが聞く


「プロテイン」


ここで清香がこんな発言をしたら、ドギマを抜かれ皆さん驚いただろう、冗談である。

清香は期待通りの返事をする。


「プロテイン」


あっ違った。


「猫ちゃんの洋服」


「そっか猫飼ったんだもんね」納得きみ子。


冬馬君は眠たいのだが、せっかくの清香の会話を聞き逃す訳にはいかず、必死にみんなの会話に食らいついていた。眠ってたまるかぁ〜〜。


「しかし、冬馬眠そうだね」大喜が気づく


「全然大丈夫だよ」頑張る冬馬君であったが、暖かい布団の中のぬくもりが冬馬君を睡魔に誘う。


「ねぇ、みんなで好きな物言い合う遊びしようよ」と、虎鮫代ちゃん。


遊びに分類されるのか、すんげー謎の遊びだが、それは始まる。


「私はラーメンペロ〜〜」


「あーっ、最高じゃきに。一年中食えるのぅ」アガる蛇鰐美ちゃん。


「芸術的な屁」多網がまた訳の分からない事を言っとる。


「おかき」意外だなアミよ。


その時だった、寝ぼけていた冬馬君が自爆しかける

「僕は清香」


一瞬ギョッとする一同


「え?」


みんなの様子に一瞬にして、自身が何を発言したのか思い出し、震えあがる冬馬君

己は何を言っとんじゃー完全寝ぼけていたー。

夢?えっ現実?しまったああああ〜〜

「っと、清香とアミの作ったクリスマスケーキが美味しかったって言おうとしたんだよ」

心臓バクバクの冬馬君。


「なんだぁ、ビックリしたぁ清香って言ったのかと思った」アミが笑って言った。


その発言にも、心臓が飛び出しかけた冬馬君だったが、苦笑いでその場をしのいだ。

ふぅ〜〜。


「えへっ、クマちゃんのぬいぐるみ」どんだけ欲しいんだ 鰐美よ(何故か蛇が省略)


「ぬおおおおおんっ」突如叫ぶ、とけたみ事、通称スー。


「どうしたの?」サーがその声に驚き目を覚ます。

一瞬、昨夜の幽霊が出現したのかと思って身体がプルッと震えた。


携帯を持つ、スーの手はプルプル震えている。


「見て」


携帯を見たサー「ぬおおおおおんっ、これは」


「心霊写真?」


「あっ画面違った」スーの母の写真だった。


再度開かれた画面、それは、小夜さんからのメール


今日、時間あったら遊園地のチケット沢山手に入ったので、こないだの友達さんや子供達も誘って、みんなで一緒にどうですか?


小夜さんと遊園地

勇気を振り絞るように「みっ、みんな今日遊園地どうかな?」


スーのその言葉に。

あがりまくる冬馬君、大喜、多網、きみ子「行きたい〜〜」


すると「残念じゃき、あたいは今日は帰らなきゃいけん、みんなで楽しんで来てくれ」蛇鰐美ちゃん


「私も行きたかったけど、用事があるペロ」


えー二人帰っちゃうのか〜、ガッカリ冬馬君。

だが、清香は?アミは?

気になる冬馬君と大喜。


すると「私達も行って良いんですか?」清香とアミのその質問に心の中、飛び跳ねて喜ぶ冬馬君と大喜。

霊体は身体を抜け天国でコサックダンス中。

やった〜〜二人も行けるんだ。


そんな流れで、午後からはサーとスー、冬馬君、大喜、多網、きみ子、清香、アミで遊園地に行く事に。サーの奥さん事、ウェルカムウィメンは二日酔いの為、行かず。

これにて多美の出演も終わる。


「ちゃーーーーーー(もっと目立たせろ)」以上



「私達のぶんまで楽しんで来てね、クリスマスパーティー誘ってくれてありがとうございました」

蛇鰐美ちゃんと虎鮫代ちゃんは帰って行く。

二人が帰っちゃうのは寂しかったが、これから遊園地。しかも清香も一緒、更にクリスマスイブ


キャハッ 嬉し過ぎてニタニタ冬馬君。

同じく大喜、そして、スーもだった。


さっ小夜さんとクリスマスデート 緊張したう!!


「さあ、出発じゃーい」



サーの運転にて遊園地にいざ行かん〜〜




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