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憂鬱が消えない理由

作者: チャーリー

雨が屋根に当たり、その音が部屋中に反響して、僕の睡眠を妨げる。

時々、眠りの入口に辿り着くと他の(ひと)の夢が現実へと引き戻す。その度、全ての憂鬱が雨音と共にこの部屋の中に広がる。

重い空気は弱った心を押し潰すには充分過ぎるほど残酷だ。

溜め息、憂鬱、不安。長い間の想い出は拷問にも似ている。それから抜け出したい、ここから逃げ出したい、それが目を閉じる瞬間に願うことになってしまった。

何も考えることはない。ただの現実逃避。

「どこかへ逃げてしまおうか」

そう考えるが、そんな勇気もない。

だから、雨は嫌いだ。




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