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時を遡った桜

初めての方初めまして。『緋弾と無限剣』から来た人はありがとうございます。カニカマです。


この作品は、『緋弾と無限剣』の親戚の話ですが、別に読んでいなくても構いません。1話につき、2500文字くらいの少な目で行きますのでご了承ください。



この作品は、オリ主が含まれています。苦手な方はブラウザバックをお願いします。オリ主は強設定です。苦手な方はブラウザバックをお願いします。この作品はキャラ崩壊を起こしている危険性があります。それらが大丈夫な方は、どうぞ作品をお読みください。

 一人の青年が森の中に立っていた。名前は神代(しんだい) 心也(しんや)、服装は水色のTシャツに黒のジャケット、まだ新品とも思われる濃い藍色のジーパンだった。


心也「俺は何故ここにいるんだ?いや、元々俺はどこにいたんだ?」


 そう思い記憶を探ろうとするが、祖父と過ごしていた時の記憶だけで、他には『名前・家系・知識』といった記録しかなく、この状況を解決する術は無かった。

 そんな中、記録の中に、心也の気をひくものがあった。『能力』と記された項目だった。

 心也がその項目を開くと、中には【火を操る程度の能力】【水を操る程度の能力】【雷を操る程度の能力】【光を操る程度の能力】【土を操る程度の能力】【物を出し入れする程度の能力】【記憶を実物にする程度の能力】などがあり、その中にある【物を出し入れする程度の能力】を使ってみた。すると頭の中に魔導書、槍、刀などの様々なものが思い浮かび、魔導書を意識すると手の中には魔導書があった。この魔導書は祖父の部屋に初めて入った時、興味を持ち、祖父から貰った魔導書のひとつだった。次はその魔導書に集中すると、手の中から魔導書が消える。

 次に『身体』の項目を選ぶと、妖力・魔力などの自分が扱える力の事や、才能の有無が大方自分視点で記されていた。槍の才能は有りだが、祖父から教えてもらっていた刀の才能はほぼ無し。魔法は、元々才能が無く、熱や光の魔法にしか扱えない。ただし、その魔法の習得力や応用だけは才能が大ありで、たまに家を半壊させることもあった。

 心也が他の項目も見ようと意識を集中させると、目の前に大きな蜘蛛、多分化け蜘蛛が迫っていた。心也はそれを確認すると、能力を使って槍を取り出し、化け蜘蛛に突き刺した。だがそれだけでは化け蜘蛛はとまらず、そのまま横に引き裂くように振ると、化け蜘蛛は動かなくなった。


心也「いきなり何だったんだよ…このまま死んでくれると嬉しいが…そんな訳にもいかないか」


 心也はそのまま去ろうとしたが、化け蜘蛛は死んでおらず、心也に飛び掛かるために身を低く構えていた。


心也「はぁ、今ので死んでくれるとよかったのに…魔力の消費だけはしたくなかったな…」


 右手に魔導書を取り出し、空中に魔法陣を完成させる。元々この魔法は小型砲撃魔法なのだが、心也が改良し、能力による強化が施された大技だった。

 魔法陣の展開から発射可能までの時間は1秒にも満たず、心也は砲撃を開始する。


心也「塵も残さず消えろ―――魔砲『ultimate spark』」


 心也の能力、【雷を操る程度の能力】と、【光を操る程度の能力】を使い、少ない魔力によって作られた砲撃は強化され、広範囲へ攻撃が可能な特大の光線へと変わっていた。

 特大の光線に2mは超えるだろう化け蜘蛛をいとも簡単に包み込まれ、文字通り塵も残さず消えて行った。だが、その砲撃が大きすぎたせいで、呼ばれていない客まで呼んでしまったようだ。


兵士「おい、そこの妖怪!今のは貴様か!おとなしく拘束されろ!」

心也「あぁはいはい、分かりましたよ」


 こういう輩にはその場で言い訳をするより連れて行かれた後に話す方が効果的ということを記録しているので、おとなしく連れて行かれた。

 場所は変わり大きな街の大きなビルの中、心也は手足を拘束され、黒服の人間から尋問を受けていた。


兵士「すると君は気が付いたらあそこに立っていて、化け蜘蛛が襲ってきたからアレを放っただけなのかね?」

心也「だから何度もそう言ってるでしょう…元々あそこがどこかも分からずに色々と考え事をしていたらああなっただけだって…」

兵士「嘘を言うな。我々が指令を受けた時にはあそこ付近に妖力が感知されたんだ。貴様の言っている時間とは大きな差が出るだろうが」


 あぁなんで信じてくれないんだよ…本当に気が付いたらあそこにいただけだって!こいつ殴っていい?

 そう思って心也が拘束具を壊そうとしたところで、ドアが開き、銀髪の女性が入ってきた。その女性は心也を少し見て、兵士に顔を向けて話し始めた。


??? 「彼の言っていることは本当よ。あなた達に指令が行った後に、彼の言った時間に突然妖力が感知されたのよ。それもそこらの弱小妖怪とは違ってかなり大きな妖力をね」

兵士「八意様!?それは本当ですか!」

八意「私が嘘を言う訳無いでしょう?(それにこの妖怪も生まれたばかりみたいだし、手懐ければ色々と使えるでしょう?)ということで、下がりなさい」

兵士「承知しました」


そう言って兵士は外へ出て行った。すると八意さんは自分の拘束具を外し、自分を立たせてくれた。正直何故?と思ったのだが、結果的に解放されたのだから気にすることは無いだろうと考え、八意さんに着いて行って部屋を出た。そしてビルを出た所で、八意さんがいきなり


八意「どうせ行くところも無いのでしょう?私の家に住みなさい」


などと言ってきた。別に今日泊まるところは無いけど、宿なしで生活する術は祖父ちゃんから教わった記録があるし、知識としてもあるから問題ないと思うんだけどな…


心也「別に大丈夫ですよ。街の外で暮らしますよ」

八意「あの恐竜の棲む世界で?」

心也「ゑ?」


 恐竜だって?そんなもの太古の時代に絶滅してるよ!八意さんって馬鹿だな~と言いたいけど、自分にはあの目が本気で語っているようにしか思えない。というより今何年?と聞きたくなってしまう。などと考え固まっていると、さらに八意さんの目が本気になった。


八意「いや、別に死にたいなら良いけど…」


 どうやら本気でいるみたいです、はい。それじゃ御世話になろうかな…さすがに恐竜なんて生きている生物に魔砲なんて撃ちたくないし。それの相手を何回もするのは疲れるだろうし。


心也「御世話にならせていただきます…」

八意「素直なのは良いことね、着いてきなさい。それと私の事は永琳で良いから」


 そしてそのまま自分は八意さん改め永琳さんの家で暮らすことになりました。


技がスペルカードっぽくなっていますが、特に意味はありません。ただ単にほかに技っぽくしようかと思ってもいい案が思い浮かばなかっただけです。


あ、スペルカードルールができたらちゃんと英語の部分はカタカナにしますよ?

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