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悠久のクロスファンタジア 〜DUAL WORLD〜  作者: はとかぜ
第3章 星の魔術師編
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第69話 旧都東京・千代田エリア

「やっとついた……かなり遠かったな」


あの後、特急きたかぜは新東京駅に到着した。今日も観光客で賑わいまくっていた東京駅を抜けるのはかなり時間がかかった。


復元された有名な丸の内駅舎を抜けて、俺は外に出た。


星姫は、実家のあった場所に帰るとかで、そのまま山手線に乗り換えていった。


俺はこの近辺を観光することにしているので、そのまま街の中にまで歩いていく。


人はかなりの数だが、そのほとんどが観光客で、そびえ立つ高層ビルは復元されて、今も仕事で使われているらしいが、きっちりスーツを着込んでいる人間はほとんどいない。


そして、千代田エリアの一番の見所は、眼の前に見える皇居だ。


皇居自体は、他の建物の例に漏れず破壊されたが、皇族はなんとか生き延びて、今は被害の少なかった京都に移動している。


そのため、この旧皇居は、今は誰も住んでいない、大半の場所がただの江戸城跡として観光地になっている。


幼い頃にテレビで見た覚えがあるが、その時はここまで荒廃していなかったので、やっぱり境界事変の影響が大きいようであった。


余談だが、魔力というのは、元来かなりの有毒性を持つもので、少量でも生物にかなりの影響が及び、自分自身の魔力でも、溜まりすぎると内部から身体を蝕むことになる。


人間であればそのボーダーラインに達することはまずないが、魔物や、先天性魔力過多症の人だと定期的に魔力を中から排出しないといけない。


つまり何が言いたいかと言うと、こういった境界事変時の負の遺産は、魔物の魔力で、以外と危険な区域であることもあるのだ。藪子のような感じだ。


そのことに気づかれたのは境界事変から2、3年経ってからだ。今は封魔石によって、有害な極性魔力(中性魔力の反対。魔法を使うときに使える、エネルギーを持った魔力)を排除されているので、立入禁止区域は点在しているものの、そこまで広くない。


故に、このあたりは、もう生身で入っても問題は無しだ。今東京23区の中で、厳重に立ち入りが制限されているのは新宿区あたりだろうか、それも、電車で通過するだけなら問題はない。


心配しなくても、第1関東地方統制庁(関東地方全体を統括する場所。第1に分類される統制庁は、同じ地方にあるいくつかのそれに飛び抜けて、大きな権限を持つ)は別の場所……旧国会議事堂のあたりにある。凄く近いので、ここからでも歩いていける。


「ちょうど十年前には、ここに国内の主要機関が集中していたんだもんな……実際に見ないと信じられないな」


俺は、中の写真を撮りながら、広い敷地内を進んでいく。


マイナスイオンというやつだろうか。ここにいると、自然と気分が落ち着いてくる。


俺はこのあと1時間後の山手線に乗って、渋谷まで行く予定だ。新宿にかなり近いが、代々木まで近づかなければ大丈夫だ。ギリギリ入れるのが竹下通りあたりまでだろう。


「はるか昔のハロウィンに仮装集団が集まった場所って言うしな。どんな場所なのか気になるな。時間に余裕はあるし、国会議事堂の方も見て回るか」


時間はまだ午前9時、朝も早かったので、まだたくさん見て回ることが出来そうだ。

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