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悠久のクロスファンタジア 〜DUAL WORLD〜  作者: はとかぜ
第2章 魔法同好会編
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ゴブリンでも分かる?魔法学基礎①

 ゴブリンでも分かる?魔法学基礎①です。


 ここでは、いつか必要になってきそうな、魔法そのものの原理と性質について説明します。


 既に説明が本編で入っているものもあれば、ないものもあります。


 Ⅰ.魔力の基礎原理


 まず、魔法には発動のための燃料、魔力(まりょく)が必要となる。

 ここではこの魔力について解説する。


 まず、魔力とは、人間が日常的に消費するエネルギーを高密度の塊にしたものである。


 その魔力の特異な性質は、生成者の精神と深くつながり、それに応じて様々なエネルギー変換が行われるという点だ。


 詠唱を必要とする特殊魔法は、この性質を利用したものだ。


 対して、固有魔法の原理はほとんど解明されておらず、未だにブラックボックスな状態だ。


 ――――――――――


 魔力には、3つの役割が存在する。


 ①魔法の燃料

 ②体力のバックアップ

 ③根源的な生命維持


 ①魔法の燃料は言わずもがな、②体力のバックアップは、身体を動かす体力が尽きたときに、自動的に魔力から補填する仕組みに、人の身体はなっている。


 そして、③根源的な生命維持は、読んで字の如くどんなに健康だろうが魔力(これ)が尽きると死ぬぞという意味である。


 この世界で魔法を使うというのは、ゲームで言うところのMPではなく、HPをそのまま削っているようなものだ。


 Ⅱ.魔力の細かい性質


 魔力は、生成者が誰であるかによって、性質が細かく変わる。全く同じということはほぼありえない。


 性質の違う魔力をぶつけ合わせたとき、物質と反物質の対消滅(そんなにバカでかくはないが)のように、お互いを打ち消し合い膨大なエネルギーを発する。


 これを、『魔力の相互消滅反応』という。


 通常兵器では破れない魔法防壁を、魔法攻撃が貫通できるのは、この性質があるからである。


 なお、この際に生成される中性魔力(ちゅうせいまりょく)は、相互消滅反応も起こらない、特殊な効果や害があるわけでもない、有用な使い道は何もない魔力だ。


 さらに、魔力には物質の同素体のように、配列の構造によって性質が変わる。


 魔法防壁と魔力弾がそのいい例で、違いを羅列するとこんな感じだ。


 魔法防壁・硬く、通常兵器が効かない。

 ・一度形を確定すると簡単には変えられない。

 ・相互消滅反応がかなり緩やか。


 魔力弾 ・流動的で、衝撃が加わると強く反応する。

 ・発動後も形をかなり変えることができる。

 ・相互消滅反応が激しい。


 と、こんな感じだ。


 固有魔法とか、特殊魔法が関わってくると、もっと複雑になるので、ここでは割愛する。




 Ⅲ.魔法の基礎性質


 魔法は、前述の通りに発動すれば、魔力によって自由に操れる。


 魔法の発動方法による種類は3つ存在する。


 ①固有魔法:ある特定の人間や魔族が使用する威力の高い魔法。個体によって異なる。


 ②特殊魔法:全ての者が使えるように調節された魔法。基本、長かれ短かれ詠唱を必要とする。


 ③特有の魔力放出器官:一部の魔族が保有する器官。溜まりすぎると毒となる魔力を、エネルギー変換をして放出する。


 さらに、固有魔法、特殊魔法を合わせた魔法は、その性質によって、大まかに分けられる。


 ①生成型:炎、水といったものを作り出し、それを操るタイプ。

 例:『爆炎』『風操作』


 ②概念型:時、空間などの、実在する概念を操る。身体強化もこれにあたる。

 例:『冷却』『情報操作』


 ③特殊型:実在しない仮想の概念を作り出して、操る

 例:『封印』『サンドワーム召喚』


 ④複合型:上記の全て、もしくは2つの魔法効果を複合的に操る。

 例:『星の軌跡ステラ・トラジェクトリア


 そして、その魔力による制御を外した魔法効果は、基本的に科学法則に従った挙動を示す。


 しかし、一部のものは制御解除後も、魔法効果が残り続ける。


『封印』がその代表例である。


 今現在、カテゴリーとして一番多いのが生成型の固有魔法だ。




 魔法の射程は当然限りがあり、設置型などでなければ、どれだけ遠くても半径100㎞範囲内が限度であるとされている。


 全ての魔法の射程がそこまで長いわけではなく、『情報操作』などの一部のものだけである。




 固有魔法は、発動すると身体のどこかに紋章が現れる。


 ほとんどの場合、発動箇所付近に現れる。


 幾何学模様の組み合わせで構成されており、パターン次第では無限に近い種類がある。


 もちろん、それは魔法を使ったときのただの副産物ではなく、それと同様の模様を別の場所に刻印することで、魔法の遠隔発動が可能になる。


 それが前提となる固有魔法も存在する。




 Ⅳ.魔石について




 魔石は、昔の生物の魔力が、長い時間と高い圧力の元で結晶化したもので、質量1gの魔石の魔力量は、小規模の地震のエネルギーに匹敵すると言われ、そのエネルギー密度は非常に高い。


 ただ、それを一気に使おうとすれば、人間はおろか、魔族ですらも、そのエネルギーに耐えきれずに内部崩壊する。


 魔石の効果を発動するには、衝撃を加える必要がある。爪で傷をつけたり、電気を流したりするだけでも良い。


 魔石にももちろん種類がある。


 □天然魔石:人の手を加えず、自然に生成される魔石。


 ・純魔石:中性魔力が結晶化したもの。単体ではなんの効果も持たないが、後述する人工魔石の基礎となる。


 ・魔石(電基):使うと電気が流れる。


 ・魔石(水基):使うと湿る。氷と似たような性質。


 ・魔石(火基):使うと熱を放出し続ける。


 ・魔石(光基):使うと光り続ける。


 ・魔石(安基):癒しの効果がある。


 etc.


 なお、これらは人工的に作り出すことも出来る。


 □人工魔石:純魔石を基礎として、様々な効果を付け足したもの。


 ・封魔石:高度な封印術を行使するために用いる。周囲の魔力を吸着する。


 ・放射魔石:使うと全方位に強力な魔力を放射し続ける。相互消滅反応も正常に起こり得るため、魔法を扱う凶悪犯の収容されている、『黄泉島特別監獄』で、囚人の抑制に使われている。


 ・毒魔石:使うと、周囲に猛毒を放出する。これに関しては、使用時かなりの被害が予想されるため、爆魔石とともに危険物取締法によって使用が厳しく制限されている。


 ・爆魔石:使うと、5〜20秒後に大爆発を起こす。これに関しては、使用時かなりの被害が予想されるため、毒魔石とともに危険物取締法によって使用が厳しく制限されている。


 ・結界魔石:いくつか集めることで結界を張る事ができる。


 etc.


 魔石は魔道具などを製造するときにも用いられ、そのときにはほとんどの場合純魔石が用いられる。


 魔法科学の基礎はこれで終了です。

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