稽古
「‥‥‥お前達‥‥‥ワシに‥‥‥何の用じゃ‥‥‥!?」
「‥‥‥実は、この子に剣術を教えて貰いたいのです‥‥‥。」
「断る!」
僕は、尋ねる。
「それは、何故ですか!?」
「・・・」
「それは、何故ですか‥‥‥?」
もう一度、聞き直した。
「嫌なものは、嫌なのじゃ‥‥‥」
「先生! ちょっと‥‥‥大人気ないですよね。」
「‥‥‥確かに‥‥‥。」
「チッ! クソッ!
何で、ワシが‥‥‥お前みたいなクソガキに剣術を指導するしかないのじゃ!!!」
「それは、それが貴方の仕事ですから‥‥‥」
「・・・」
「確かに、そうだな!!!
貴方のお気持ちは、大いに分かります。
しかし、コイツに剣術を指導して頂きたいのです。」
「‥‥‥わかった‥‥‥。」
お爺さんは、渋々!納得してくれた。
「では、明日から‥‥‥よろしくお願い致します。」
「いや!今日からだ!!!
今日からお前の‥‥‥その腐った性根を叩き直してやる!!!」
そして、僕は今日から‥‥‥
この、お爺さんに捕まった。
そして、その後やった事は!!!
ただただ集中して、座る事だけ!
だった‥‥‥。
そして、数日が経ち。
お爺さんの機嫌も直ると‥‥‥
剣の稽古を付けてくれる事となった。
それから僕は、素振りと道場の床を雑巾掛けをする毎日‥‥‥
「お爺さん‥‥‥ちゃんと教えてよー。」と
言うと
「お爺さんじゃない!!!師匠と呼べー!」と怒られた。
とりあえず!僕は、師匠の言いつけを守り!
毎日、素振りと雑巾掛けを続けると‥‥‥
師匠が、いきなり!!!
「稽古を付けてやる!これを待て‥‥‥」
そう言って、一本の木刀を渡された。
「どこからでも良い!打ち込んで来い。」
そう言われたので、僕は師匠に‥‥‥
「師匠!!!実は、僕!二刀流で、戦う事もあるのですが!!!」
そう言うと‥‥‥
「馬鹿者ー!!! 刀一本も使えんやつが、二刀流など!
100年早いわ!!!!!!」
そう言って怒られたので‥‥‥
僕は、日頃の恨みを込めて! 全力で、切り掛かった!!!
スーッ‥‥‥ と
軽くいなされると 僕は、体勢を崩し‥‥‥
転んで壁に激突した!!!
「力みすぎじゃ‥‥‥」
「クソッ‥‥‥」
それは、分かっていた。
しかし、師匠に言われると何かムカつく!
僕は、立ち上がると‥‥‥
今度は、落ち着いて!
師匠に切り掛かった。
師匠は、僕の木刀を受け止めると‥‥‥
思いっきり跳ね飛ばして来た!!!
僕は、また壁に激突すると‥‥‥
「このヤロー!!!」
僕は、怒り任せに師匠に切り掛かると‥‥‥
全て、いなされ‥‥‥受け止められ!
飛ばされた。
数時間!続く稽古の中‥‥‥
僕は、ある事に気づく!!!
‥‥‥師匠の立ち位置が、全く変わってないのだ!!!
僕は、絶句する‥‥‥
僕の力は、決して弱くわない‥‥‥
今までの戦いでも僕は、どんなに大きな敵にも力負けは、しなかった。
スピードだって、それなりに自信はある。
なのに、一歩も動かせない。
力ではない‥‥‥。
それは、分かるが‥‥‥ただただ悔しい!
なので、僕は提案をした。
「師匠!僕の力をこれだけだと思いですか?」
「何じゃ‥‥‥まだ、力を隠しているなら今のうちに見してみろ。」
「それには、刀を使うほかありません。
それでも、宜しいですか?」
「構わんよ。」
「では、準備します!」
僕は、そう言うと部屋の隅に置いてあった。
タマギツネの剣を手にした。
そして、イッポウを使い!刀に炎を灯すと‥‥‥
ニッポウを使い刀を増やす。
そして、シッポウで自分自身に炎を纏い。
身体能力を向上させると‥‥‥
「全力で、行きます!!!
師匠は、木刀で宜しいのですか?」
「構わん!かかって来い‥‥‥」
そう言われたので、僕は遠慮なく!!!
全開で、切り掛かると‥‥‥
師匠は、そんな僕を木刀で受け止めた!!!
「‥‥何だ!!! この木刀は‥‥‥」
よく見ると‥‥‥木刀には、霊力が宿っており。
その為、強度が上がっていた。
僕は、木刀なんかに負ける訳には行かない‥‥‥
2本の刀で、何度も何度も切り込むと‥‥‥
少しづつだか‥‥木刀にヒビが入って行く!
行ける!!!
僕が、そう思い!!!力を込めて切り掛かると‥‥‥
僕は、吹き飛ばされ‥‥道場の壁を壊し。
外に放り出されていた!!!
僕は、すぐさま立ち上がると‥‥‥
師匠が、表に出てきた。そして‥‥‥
手に持つ木刀は、砕け散っていた。
それを見て、僕が術を解くと‥‥‥
「何じゃ‥‥もう終わりか?」
師匠は、そう言って来た。
「何言ってるんですか!?
木刀壊れてるじゃないですか‥‥‥」
「ああ、こんなもの無くとも‥‥素手で遊んでやろうと思ってな!!!
じゃが!しかし‥‥‥見事じゃ!!!
力技だけで、ワシの木刀を砕くとは‥‥‥
お前をワシの所に連れて来た理由が分かったわ!!!」
「はぁ‥‥‥」
よく分からないけど‥‥‥
僕も今ので、師匠がただ強いだけでは無い!
て、事だけは、よーく分かった。
そして、この人が刀で本気で戦ったらどれだけ強いのだろう‥‥‥そう思った。




