蜘蛛
そう言って、狐火でクラマは蜘蛛の巣を焼き切ってくれた。
「ありがとう。」
「主人・・・」
「佳様・・・私どもの後ろにお下がり下さい。」
「うん・・・ごめん。
じゃー、行こう!!!」
「いえ!待って下さい。」
「待つのじゃ、主人!」
「えっ!何か?」
「普通に考えて、人間を捕まえるほどの蜘蛛の巣など!おかし過ぎる。」
「ですね。
この墓地には、何か居ます・・・」
「言われてみれば、確かに
クラマ!周りを照らして!!!」
「承知した!!!」
そしてクラマは、狐火で辺りを照らすと・・・
体長1メートルくらいはある大きな蜘蛛達が、群をなし蠢いていた。
「うわっ!!!キモい!!!デカい蜘蛛!!!これ何!?妖怪!?」
「はい、多分!土蜘蛛の子供です。」
「これで!子供???めちゃくちゃデカいよ!!!」
「大人の個体になると・・・倍以上の大きさになる。
まだまだ子供の個体じゃ!」
「こんなに大きいのに子供かぁ・・・お腹空いてるかな?
めっちゃ囲まれてるけど・・・」
「はい。それが証拠に、子供は群れで狩をします。
大人は、単体です。」
「なら、大人の方が良かったね。
一体倒すだけだし・・・」
「そんな事は、ありません。
大人になると・・・強いので群れないのです。」
「・・・この子達って、弱いの?」
「弱くありませんよ。」
「この数じゃ!弱いわけが無かろう!!!」
「デスヨネー・・・」
「しかし、大人になると・・・
この数の土蜘蛛の子供を相手にするより!
大変です。」
「一体で!?」
「はい。」
「・・・」
「来るぞー!!!」
クラマが、叫ぶと土蜘蛛の子供は一斉に糸を吐いて来た!
それをクラマの全ての狐火で、かき消した。
「主人!コレを・・・」
クラマは、僕にタマギツネの剣を手渡すと
一つの狐火を剣に宿らせた。
すると・・・
剣からは、青い炎が立ち上がった。
「佳様!私は、この妖怪退治棒ー!!!を使わせてもらいます。」
「分かった!!!
とりあえず、僕とミラで土蜘蛛の子供を倒すからクラマは、援護をよろしく。」
「あい!分かった。」
そして、僕とミラは土蜘蛛の子供を殴り斬り殺して行く!!!
「案外!行けるもんだね・・・」
「油断するな!主人!!!」
「えっ!」
すると!僕は土蜘蛛の子供の糸に捕まってしまった。
「ヤバ!動けない・・・」
すると・・・土蜘蛛の子供数匹が、僕目掛けて飛びかかって来た!
「ヤバい!ヤバい!ヤバい!」
「主人ー!!!」
「佳様ー!!!」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




