天誅 忍百選 〜古代湖の謎〜
50ステージを越えたあたりからもう難易度はハンパなく上がってます。が、ヘボいプレイヤーの腕前もそれなりに上がってるので、トライ&エラーを繰り返しながら匍匐前進。制限時間はないので、時間をかけ、敵の動きをじっくり観察し、慎重に慎重を期します。
幸い本作はボス敵も忍殺可能なので、ヘタな筆者でも対処可能。本編だとステージボスはさすがに普通のバトルで勝たなくてはいけないらしいので、その仕様でないのはありがたい限りです。
しかし、後半ステージはどれもよく考えて作られており、敵も実にいやらしい配置です。気配はするのに敵の姿が見えないこともしょっちゅうです。ほんとにこれ、素人が作ったの? と驚嘆せずにはいられません。まあ、全国からの応募作から厳選されたものなのでハイレベルなのは当然なのですが。
とはいえ、歯ごたえありすぎ! 何度もやられたり、クリアの手順すら分かんないステージも多々あります。迷路のように入り組んでて敵の所在も分からないステージまである始末。それでも攻略意欲が萎えないんだから凄い。
そんなこんなでどうにか、全ステージクリアまで漕ぎ着けたのでした。これは凄いことです。
いや、攻略した俺ってスゲーっていう意味ではないんです。筆者のような下手の横好きでもどうにかこうにか試行錯誤を繰り返し、全クリまでさせるほどのクオリティが凄いのです。やろうと思えば激ムズステージでプレイヤーの心を折ることだって可能だったでしょうに、それはあえて避け、適切な難易度でプレイヤーの意欲を維持させる職人的ワザが凄いのです。いや、選に漏れた作品にもそういう作品はあったかもですが。
そうと分かっていても、百ステージクリアを達成した時の感慨はひとしおです。ステージクリアごとにオマケ要素が開放されるというご褒美にも好感が持てます。このオマケ要素ってのも、制作会社のドキュメンタリー風ムービーという手作り感たっぷりのシロモノ。ゲームクリエイターに憧れた人なら必見でしょう。