天誅 忍百選 〜峠の戦、明神双牙の明智尖十郎〜
それでも実際は戦々恐々でした。難しめのゲームだったらどうしよう。制限時間にがんじがらめなゲームだったらどうしよう、と。が、いざプレイしてみると杞憂でした。タイムはあくまでスコアやタイムアタックのためのものに過ぎず、制限時間のペナルティなどなかったのです。正直安心。
まずは忍者の選択。力丸、彩女のどちらか好きな方を選んでプレイ。基本性能に大差はなく、攻撃モーションが違うといった程度。
スタートするとまずは難易度の低そうなステージが20ほど、どこでも好きなところからプレイできるっぽい。そこから先はステージクリアしないと先に進めない仕様。
無難に最初のステージからスタート。やはりチュートリアルの意味合いが濃く、基本的な操作法、攻略手順が学べる設計。例えるなら習字における漢字の「永」でしょうか。忍殺はもちろん、敵に見つからない位置取り、気配の察知、鈎爪や手裏剣の使い方をここでひと通り覚えます。敵も一体ずつしか遭遇しない作りなので見つかってもどうにか対処できます。
説明などもう不要と思いますが、本作は忍んで殺す忍殺というアクションがウリとなってます。敵に見つからず背後から近寄り、一撃で殺すことが可能。が、見つかるとそのままバトルに突入。その場合、敵も戦闘モードに入ってるので一撃では倒れてくれません。敵も手強く、こちらも結構なダメージを負うこともあります。
あんまり手強いとその場から一旦離脱し、敵を巻くこともできます。が、逃げてる途中で別の敵に見つかるリスクがあります。やはり基本は忍殺でしょう。
序盤は操作に慣れるのにうってつけな難易度のステージばかり。楽しくもあり、もっと先に進みたくなります。ステージにもバリエーションがあり、殿の元へ向かえ。姫を護衛しろ。花を見つけろ。敵を皆殺しにしろ。見つかるな。等々の条件が設定されているステージもあり、攻略に幅があります。少し操作に慣れてくるとタイムアタックへの意欲も出てきます。しかしまずはステージを攻略していきたいところです。
20ステージを越えてきたあたりから難易度も上がり、一筋縄ではいかないステージも増えてきます。なかなか目的を達成できず、パズルの要素もあるステージも出てきます。
1ステージはそんなに広くはないのですが、地形が複雑で迷ったりすることさえあります。大して広くないステージでも、クリエイターの手腕でかなり凝った地形、建物がプレイヤーを翻弄するのです。