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太閤立志伝Ⅴ  〜剣客商人〜

 他にも楽しみはあります。それは交易で稼いで小金持ちになるってこと。交易と言ってもやり方は簡単。清須の町で針とか塩とか買って、それを美濃の町とかに持って行って利ザヤを稼ぐだけです。もちろん、テキトーにやってたら損ばかりしてしまいます。きちんと物価の変動を見極め、的確な売買を行わなければ利益など出せません。しかも売買のたびに税まで取られるので利益が薄いと雀の涙ほどの収入しか上げられなかったり。そこで必要になるのが商人に必須な算術、弁舌のスキルです。この2つはゲーム全般を通しても必要になってきます。何しろお金に関係しますから。


 商人に授業料を払い、この2つのスキルを伸ばしてもらえばお金を稼げるようになります。スキルはミニゲームの成功率でアップしてゆくシステム。好成績を上げればすぐにアップしますが、逆に成績が悪いとなかなか上達しません。しかもミニゲームの難易度はプレイヤーキャラのパラメーターによって決定されます。秀吉は基本パラメーターがメチャ高いので、ミニゲームに苦労することはほとんどなく、すぐに使えるキャラにスキルアップします。が、これが歴史上のマイナー武将や短命なお人だとパラメーターが低く、スキルアップもひと苦労。このへんがゲームのメリハリにもなってます。パラメーターも伸ばすことはできますが容易ではないし、そんなに伸ばす必要もないかな? てな感じ。やりこみ要素として全パラメーターをMAXにするってのもあるとは思いますが……


 で、お金が稼げるようになると途端に交易が楽しくなります。何しろ街を行き来するだけで資本が膨らんでいくのですからやめられませぬ止まりませぬ。天秤棒一本で大商人にのし上がった近江商人のごとき成り上がりを体験できるのです。

 が、調子に乗って金を稼いでると山道で野盗に襲われ持ち金も交易品もカッ剥がれてしまうことがあります。命だけは助けてもらえますが、体力がゼロになるので自宅で長期療養を強いられていいことなんか何もありません。そこで剣術のスキルを磨きましょう。

 最初は盗賊相手に苦戦してても、道場で修行を積めば武将クラスに。剣客に弟子入りすれば野盗ごとき敵ではありません。剣術が未熟なうちは酒場で用心棒を雇ってしのぎましょう。値段によってランクはあるけど、安い用心棒はもちろん腕もそれなり。でも、いるといないでは大違いです。用心棒を囮にして背後から野盗を襲えばいいのです。まあ、用心棒は負けるとさっさとどこかに逃げてしまうのであまり頼りすぎるのも考えもの。やはり頼れるのは己の身一つ。剣一本で諸国を漫遊できる腕前になれば交易なんてちょろいもんです。なんなら自分から野盗を誘き寄せて返り討ちにして、逆に金をカッ剥いでやってもいいのです。ただ野盗の落とす金は微々たるもので(考えてみれば当然です)、真面目に交易やってた方がずっと稼げるんですけどね。でも、土地の治安を守りたい人は野盗退治に励んでもいいのです。


 商人スキルが低くて武力の高いキャラは野盗退治で金を稼ぐ手もあります。なんなら酒場で自分が用心棒となって仕事を見つけてもいいのです。そうやって武勇伝を作っていけば剣客としての人生が開けてきます。しかし一番のメインは武将人生でしょう。


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