THE プロレス2 〜ROUND 19 3カウント〜
もちろん、デスマッチは電流爆破だけではありません。このゲームは妙にデスマッチが豊富に用意されてるのです。タイトル、「THE プロレス2」じゃなくて「THE インディーズプロレス」の間違いじゃないかと思うほどです。
むしろそっちのタイトルの方が売り上げが100本ほど伸びたと思えるのですが、素人考えでしょうか?
そんなどうでもいいことは置いといて、電流爆破をさんざん堪能したので、さらなる快楽を求めて新たなデスマッチをテイスティング!
まずは名前から想像つきそうな金網デスマッチを無難にチョイス。周囲が金網に囲われた特設リングで対戦というそのまんまっぷりが潔い。相手を金網にガシガシぶつけるのはそれなりに爽快だけど、やっぱり爆破に比べるとかなり地味。こんなアルティメット系の試合、筆者が求める快楽には程遠い! ボツ!
お次は爆破のない有刺鉄線デスマッチ。とにかく有刺鉄線を有効に使う戦略が勝負の鍵です。いや、本作にそもそも戦略性もクソもないのですが。
とにかく相手をひたすら有刺鉄線に叩きつけます。さらにこの試合では足で相手をグリグリ有刺鉄線に押し付けることも可能。
その時に「ズビシュ! ズビシュ!」と、肉が裂けるような音が出るのはなかなか美味。が、こちらも爆破のインパクトには到底及びません。通好みの試合だと感じました。
他にも「スイッチ式電流爆破」なんてのがあって、通電してる箇所に相手をぶつけないと起爆しないという、ぶっちゃけ通常の爆破をもどかしくしただけのようなシロモノ。こんな小手先の仕様変更で観客を満足させられると思っておるのか! 出直してこい!!
許せないのが畳リング。プロレスのくせにプロ柔道への転向を図ってる、あるいは柔道ファンも囲い込もうという肚なのでしょうか? そういえば女子プロレスラーに「たわらちゃん」なんて、明らかにこっちを笑わせようという魂胆見え見えのネタキャラもいます。そんなキャラのためだけに畳リングなんてどうでもいいものを入れ込むんじゃないッ!
そんな中でもコンクリートリングはかなり秀逸。ボディスラムはじめ投げ技系が殺人技に進化します。特にマットの上でも危険とされるパイルドライバーやパワーボムが決まればゴツンという音と共に頭部が即座に真っ赤になるので即死級のダメージを与えてるのが実感できます。ただ、いかんせん与えるダメージが大きくなるので試合時間が短くなってしまうデメリットがあります。相手がギブアップしてるのか絶命してるのかは不明。
しかし、爆破と比肩できるインパクトを持つのはファイヤーデスマッチ。これしかないでしょう。