THE プロレス2 〜ROUND 18 フィニッシュ・ホールド〜
もはやこの時には筆者の理性のタガは百万光年彼方に吹っ飛んでいました。電流爆破というエクスタシーに魅せられ、さながら性の探求者のように、さらなる快楽、究極の絶頂をひたすら追い求めていたのです。
もうプレイするのはデスマッチばっかり。普通のリングなんて地味で単調でやってられません。やっぱりフィニッシュは爆破じゃないと。男の子なら当たり前!
まずは相手の腕を折り、足も折り、抵抗できなくします。頭部と胴体は残りの体力として温存します。
抵抗できなくなった相手を容赦なく爆破! 体力を残してるのでまだ立ってます。さらに二度、三度と爆破! 三度も爆破すればだいたい決着してしまいますが、スタミナのある相手なら五回くらいは爆破できます。
投げる際には相手も返し技で投げ返すことがままあるので自爆してしまうこともありますが、試合が盛り上がるのなら問題ナシ。むしろ一発くらい爆破されてやんなきゃ観客だって納得しません。
かつてインディーズとどこかの団体が目ン玉飛び出る邪道マッチをやった際、大◯田はバンバン爆破するくせに、相手レスラーが一切爆破しなかったのには一部で非難が上がったもんです。それ考えたら自分が爆破されても腹なんか立とうはずもありません。
(相手レスラーの名前を出さないのはただ単に詳しくないだけで、特に深い意味はありません。いや、もしかするとその一戦とやらも筆者の脳内妄想の可能性もありますので深く追求しないで下さい)
何度かやってると効率的な爆破の方法も見えてきます。まずは相手をロープ際まで誘ってから投げ技等でダウンさせます。それを引き起こすと相手はしばらく無防備なので、そこに打撃技を一発!
バボーン!!
これを使えば体力がほぼ満タンの相手でも爆破できるのです。極めればほぼ爆破のみでダメージ与えることだって可能なのです!