戦国無双2 〜これぞねね忍法〜
では肝心のゲーム性はどうか? これも順当に進化してます。例のロックオンがなくなったことにより快適に動かせますし、前作で不評だった成長システムも刷新され、ステージクリアとアイテムでキャラが成長します。難易度もかなり細かい調整がされてます。
まず初プレイ時、筆者は普通に真田幸村で開始しました。難易度は「普通」です。が、初っ端のステージでいきなり柴田勝家にやられてしまいました。うわっ、ムズ! と思い、難易度「易しい」でまずキャラを地道に育てることからはじめました。でも、アクションが得意なユーザーなら緊張感のあるプレイが楽しめることでしょう。キャラを育ててしまっても、難易度「難しい」だと、かなり歯ごたえがあります。更に上の「地獄」もあるので、ハードユーザーでも満足できるかと。
それと新要素のスティール。これは倒した敵からランダムに特殊技能をいただくというもの。これがガチャ要素が強く、射幸心を煽ります。
無双システムの根幹を成す雑魚キャラも正統進化してます。とはいえ、ほとんど初代で確立はされてるんですけどね。忍者部隊のみならず、足軽にも槍兵、鉄砲兵などバリエーションがあり、独自の攻撃を仕掛けたりもします。
本作ではこの足軽や忍者も限定的にプレイできます。無双武将として新加入のねねはくノ一という設定で、ねね忍法で近くの敵に変身できます。近くに有名武将がいないとザコ兵に変身できるわけです。
で、このザコ兵の性能がまさしくザコ! 気合を込めた必殺のチャージ攻撃は出が遅く、当たり判定も小さいため空振りが多く、使い物になりません。いかに無双武将が凄いかということが実感できるのです。
突忍や旋忍などはそこそこ性能はいいですが、それでも無双武将には及びません。しかもダメージ受ければ変身が解けてしまいます。逆に言えば攻撃に当たりさえしなければ変身したまま戦えます。が、どのみちおねね様の性能の方がずっといいので、変身するメリットもあまりないのですが、ゲームとして楽しめるのだからOKです。
ねねのような特殊技タイプは2種類の特殊技を持っており、もうひとつの分身の術の方が実用的です。変身の術は完全に見せ技でしょう。しかし、楽しさを重視している点に好感が持てます。まあ、こんな見せ技持ってるのはねねくらいのものなのですが。