THE プロレス2 〜ROUND 9 試合開始〜
さてさて、前置きがかなり長くなってしまいましたが、筆者にはそういう個人的な見解がある、ってことをまず理解していただく必要があったわけです。早い話が言い訳です。
なんの言い訳かって? それは恥ずかしながら、筆者がプレイしたプロレスゲームって、ぶっちゃけ、本作くらいなんですよね。
他に何があるかというと、「バックヤードプロレスリング」か、「キン肉星王位争奪戦」という、プロレスゲームとしてはクエスチョンの付く作品。正統プロレスゲームらしいのは本作くらいなのです。(そもそもキン肉マンでやってるのは超人ファイトという建前で、プロレスですらありませんから)
スーファミ伝説の作品、「天竜源一郎のプロレス」。新日とタイアップした「闘魂烈伝」。プロレスファンならマストゲームと言われたファイプロシリーズ。パズルゲームとの謎コラボ、「対戦パズル玉 猪木DEダァーッ!」も、全部未プレイです。なにしろ筆者はファンを名乗ることさえ憚られるミーハーに過ぎませんから。そもそもプロレスをゲームでやるメリットがあまり感じられなかったのです。
プレイヤーは好きな選手をチョイスしてベルトを目指したりするのでしょう。コアなファンなら実現しそうもないカードを組み、「オレ的ベストドリームマッチ(あるいはバウト)」を妄想したりするのでしょう。純粋に格ゲーとして楽しむのももちろんアリなのでしょう。
が、筆者はそこにあまり魅力を感じなかったのです。プロレス団体を運営する経営シミュレーションならやろうかな、っとは少しは思いますが。いや、PS2にはあったと思うけど。でもあれ女子プロレスだったし、ほとんどギャルゲーだし。
とまあ、かくかくしかじか、諸般の事情、紆余曲折、森羅万象、諸行無常の訳あって、筆者がプレイしたプロレスゲームらしいプロレスゲームはよりにもよってシンプル1500シリーズの本作くらいなのです。いかに筆者がミーハーでプロレスへの愛など微塵もないド素人であるかということがよく分かっていただけると思います。
なにしろプロレスの歴史が長い。レスラーの数も多いし内情も複雑です。軽い気持ちで新規参入できる、一筋縄でいくような世界じゃないってことくらい、無知な筆者でも漠然とは分かってるつもりなのです。