戦国無双 2
以前、戦国無双のデキについて、かなり辛口な評価をしましたので、この2で戦国の名誉を回復しときたいと思います。
初代が酷評されても仕方のない完成度だったのはすでに述べましたが、2は遊んで損のない名作です。というか、初代は猛将伝の方が200%増しくらいで面白い。この2はその猛将伝の正統進化と考えると分かりやすいかと。
初代でこの完成度だったら、と、思わなくもありませんが、そこは大人の事情が色々あったのでしょう。2になって一番の改良点は操作性が向上していたことでしょうか。初代ではまだ三國の方で筆者的に許容できないロックオンの仕様が採用されていましたが、2になるとそれはほぼ見られません。もしかするとアンケートハガキとかで苦情が殺到したのかもしれません。
初代の猛将伝では新加入キャラ、本多忠勝の性能がロックオンの不便さを解消するほどの攻撃範囲を誇っていました。が、それは最強級キャラにのみ許された特典。他の稲姫や今川義元などのトリッキーキャラでは不便さが目立つことに。しかし本作、2においてはそのロックオンがなくなったため、トリッキーキャラでも自由に動かせるので、腕があれば上級者的な戦い方もできるのです。
他にもキャラクターが大幅に増えたりとか分かりやすいパワーアップもありますが、もっと大きいのがキャラの攻撃タイプが3つに大別されるってことでしょうか。
今までの無双は三國も含め、攻撃パターンがほぼ同じでした。しかし本作から従来のチャージタイプに加えて、通常攻撃タイプ、特殊技タイプと、バリエーションに富みます。どれも簡単操作ですぐにコツがつかめる仕様なので、進化の方向性としては正しいかと。
グラフィックも向上してます。初代は全体的に暗めの画面で見辛かったけど、本作は明るさがアップし、かなり遠くまで視界が効くのでプレイアビリティも良くなってます。
ステージも大幅に進化。もとより広いマップに、本作ではシームレスで城の中に入ったりできます。ステージのほとんどが城という、小田原城みたいなステージまであります。