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スキル折伏で婚約破棄go!

作者: 山田 勝
掲載日:2026/04/19

「ミリンダ、何だ。スキルシャクブクとは、意味不明なので婚約は破棄だ。メロディと婚約を結ぶことにする!」



 オルガ様がそう仰った。騎士の家系、スキルは大事だ。


「あたしは~、スキルお針子だから、オルガ様の服を繕って差し上げますわ」

「婦女子はこうでなくてはならない!」



 いや、私のスキルはシャクブクだ。意味不明なスキルで神官達も首をかしげた。

 今まで発動をしたことがない。


 婚約破棄は分かる。しかし、負に落ちないわ。



 そう思っていると、私の体が光った。もしかして、スキルが発動するのかしら・・・



「な、何だ!この光は!」

「キャア、オルガ様、怖いわ」


 光が納まると、黒髪や茶髪で黒目のマダム達が現れた。

 服は異国だ・・・・わ。



「まあ、婚約破棄よ!」

「それは祈りが足りないからだわ」

「ご本尊を享受します!」


 おば様たちはオルガを取り囲んで・・・


「「「「南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経・・・・・」」」」


「ヒィ、お前らなんだ!」

「怖いわ!」


 と唱え始めた。

 これ、私のせい?私のせいよね。



「ミリンダ様、こちらへ」

「はい!」


 侍従のグリムが手を引いてくれた。


「お嬢様のせいではございません」

「でも・・・」

「スキルの発動は女神様の思し召しです」


 何とかオルガの家から脱出した。


 家に帰り両親に報告する。


「意味分からん」

「意味が分からないわ」


「そうですよね・・・」



 これは私が怒られるかそうでないかも判断出来ない。



 それからほとぼりが冷める頃に、正式に婚約解消の話会いの場を設けようとオルガ様の家に行ったら、おば様がいた。


 しかも・・・



「増えている・・・」



「「「「南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経」」」」」」」」


「婚約破棄をするのは宿業の問題です」

「さあ、宿命転換をしましょう」

「祈りが足りません」


「あああ。ナーゲーキョー、ナーゲーキョー」

「ナーゲーキョ・・・」


 2人は手を合せて拝んでいたわ。



「・・・これは放って置いた方が良いわね・・・」

「そうですね。お嬢様、帰りましょう」



 どうやら、オルガ家は大戦果報告会という宗教に乗っ取られたようだ。



 オルガ様とメロディ様が家に来た。


「オルガ様・・・婚約解消の話会いをしましょう」


「ミリンダ、新聞を取ってくれ」

「・・・そうよ。中の道政党に清き一票を入れなさいよ!」



 言葉が通じなくなっていた。


 この噂が広まり。私は肩身の狭い思いをした。



「王国から使者が来ております」

「ヒィ、陛下から・・・」


 王命を受けた。この騒動を何とかせよだ。



「お嬢様、このスキルは異世界がらみではないでしょうか?」

「そうかしら・・・そう言えば、ご先祖に転移してきた方がいましたわね」


 私の二代前は勇者様だった。



「転移者か、転生者いないかしら・・・」

「市場におりますよ」



 と言う事で市場にあるササキ商会だ。

 先触れを出し訪問に行ったら、黒髪で黒目の女子がいた。



「はあ、大戦果報告会ですか?」

「ええ、このスキルを収束したいのです・・」


「恐らくご先祖の勇者様は、家の宗教が大戦果報告会かもしれないわね」

「そうでしょうか・・・」


「相談に乗って欲しいのなら、ソロバンを買って下さい。最新版マークⅡです」

「はい、頂きますわ」

「毎度」


 こうして教えてもらった。



「反論すると逆効果です・・・こう言いなさい・・・」


 カクカクシカジカと教えてもらった。



 ☆☆☆


 オルガ様の家に行った。おば様達が『ナーゲーキョー』と叫んでいるわ・・・



 これで本当に納まるのかしら・・・・


「お嬢様、頑張れ!」

「グリム・・・」

 スウと息を吐き。大声で言ったわ。


 まず黙らせる。


「ユウコウメダル!ユウコウメダル!ニチロユウコウメダル」


 シーンと静かになった。


 ササキなる者の言葉が浮かぶ。



 ☆☆☆


『あの団体は何時間も話せるのよ。弱点はあるわ。無謬性よ』

『むひょうせい・・』

『そう、過ちは一切ない・・・これが蔓延している組織なの。だから、今、言われたら不味い話をすれば黙るわ』


 そして、一端黙らせたら・・・

 都合の良いことを言う。



「チュウカジンミンキョウワコクノ代表者が来たわ!」


 すると、おば様達はこちらを見た。



「まあ、先生に会いに来たのかしら・・」

「いえ、また先生学位をもらえるのよ」

「今度は何かしら・・・」


「異世界に帰りなさい!ニホンに来られたわ!」


「まあ、大変、帰らなきゃ!」


 おば様達は消えた。


 残ったのは、闇のない笑顔を披露するオルガとメロディだわ。



「しかし、なんて面倒くさいスキルなのかしら・・」

「お嬢様、立派です。その面倒くさくないです。私が支えます・・・失礼しました!」

「まあ、グリム・・でも、その前にやることがあるわ」


 意識がもうろうとしているオルガ様にいった。


「婚約を破門にしますわ!」


「ウギャー—-!破門!キー!」


 木に登り叫びだしたわ。でも、これでやっと前に進める・・・これで多分良いのよ。

と思うしかなかった。



宗教の勧誘を受けたことがあります。あまりに立派なので断りました。

この話は現実の如何なる団体人物とも関係ありません。


最後までお読み頂き有難うございました。

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