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第57話 残された、佐藤と南條

斑鳩イカルガが落ちた時間まで遡る。


「「斑鳩〜」」

佐藤と南條の声が木霊する。


幸いな事に教習所内でダンジョン入り口になり又閉じた所には斑鳩しか居なかった。


しかし………


「一瞬中が見えたが、落ちて行く瓦礫しか見えなかった……聞いた話だが運が悪けりゃ数十メートルはあるらしい……」

佐藤が、廊下に突っ伏しながら嘆く


「さっさと、講師達に報告に行くわよ、早く助けに行かなきゃ!行くわよ!」

南條が先程、斑鳩が落ちて塞がった場所を見つめながら言う。


「職員室前、穴はふさがったけど地面が盛り上がり始めている。穴が空いたぶんその土がせり上がってきている。ここもどうなるか解らん行こう」

佐藤も気を取り直し2人は講師を探しに走り出す。


『ダンジョン発生の為、教習所の建物が倒壊する恐れが有ります。建物からの速やかな避難をお願いします。教習所駐車場に避難用のバスが待機しているので速やかに移動をお願いします。』

教習所のスピーカーから声が流れて来る。


「くそっ、ここを撤退するつもりだバスって道は大丈夫なのかよ。さっきまで駅までの道は車が通れないとか言ってたじゃなないか!」

佐藤がさっきまで、駅まで徒歩と言われてて違うルートに変わってる事に悪態をつく


「佐藤!南條!無事だったか!」

郷山が現れる。


「斑鳩君が、斑鳩君が穴に落ちてしまったの!なんとかして助けて!」

南條が悲痛な声を上げて郷山に訴える。


「そうか……落ちたとなると絶望的か……」


「絶望的ってなんなのよ!まだ生きてるかもしれないじゃない!」


「まあ聞け、ダンジョン発生に巻き込まれたら良くて数メートル、悪くて数十メートル落下する。そしてその後に待っているのはモンスター達

とても生きているとは思えない」


「でもそれじゃ、どうすればいいんだ!仲間が落ちたんだ何とかして助けたい」


「さっき駅までのルートを探しに行ってた者がダンジョン入り口を見つけた。モンスターが溢れ出て来ている。その討伐にこれから向かう。最終的にはダンジョンを踏破しダンジョン消滅を目指している。もし生きていて間に合えば助かるかもしれない。」


「そうか!ダンジョン入り口がある駅に行く道とは反対方向は安全って事か!だからバスで避難出来るって事か、車でも2時間はかかるけど」


「違うでしょ、そこを納得してどうするの!

斑鳩君の捜索でしょ!私もそのダンジョン踏破手伝いに行くわ!」


「佐藤はどうする?今は1人でも人手がほしい」


「勿論行くに決まってる。斑鳩は仲間だ、少しでも可能性がある限りさっさと行こう!」


「そうか、さっき渡したワーカーセット持っているな?今の装備だけでは武器が足りない追加で、予備の武器も渡しておく」


郷山は持っていた野球のバットを入れる鞄を2人に渡す。その中には、マチェット2本にサバイバルナイフ、伸縮式の槍が入っていた。


「前線は、さっき教習所前にいたベテランワーカー2人に講師達半分が受け持つ。有志で来てくれた生徒達は、後衛を担当する。


取り敢えず今は、ダンジョン入り口に向かうぞ!」


3人は、ダンジョン踏破に向けて動き出す。


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