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第48話 サービスしてくれた

 「斑鳩、君が落ちている場所だがラッキーなのかアンラッキーなのかダンジョンの中核付近に落ちている。」


 「も………もしかして、1人でダンジョンを踏破しろと?ブラック企業よりもブラックだ……」

ガックリと肩を落としてしまう。


「まてまてまて、流石にそんな事言うわけないじゃないか、スキルも自己治癒(小)しかないし、レベルもそんな高くないさっき確認したらレベルは10だったよ。そして、戦闘経験も初心者レベル、何回転生しても無理がありすぎる」

と言いながら、爆笑されている。


 この神っぽい奴、バカにする為に呼んだのか?っと斑鳩は表情に出さずに我慢する。


 「さてと、自己治癒(小)→自己治癒(中)にしといたから、これは絶対条件

これから君は着地は出来るがあちこち骨にヒビが入ったり折れたりするから回復出来ないと動けないからね。

それとサービスで強固(小)打たれ強くなる。狼型がほとんどのダンジョン、生半可な事では逃げ切れない、多少攻撃力上がってもあんまり変わらないから、それになんと言ってもこの空間から出ると落ちる続きが始まるから、スキルで強固でも付いていないと絶望的過ぎる(笑)」


完全に他人事で笑われるが、スキル獲得でそんな事は気にならなかった。



 「ついに、自分にもチートが!」

思わず叫んでしまう。


 「そこまでチートではないけどな……

で、この前に駅で会ったダンジョン受付嬢、彼女は神託のスキル持ちで君の近くにいて一緒に落ちる様に言ってあるから、君よりは強いし合流してくれ。それと、講師の瀧山!彼女はちょっと前に勝手にダンジョンに落ちている少し離れているけど探して彼女とも合流すれば戦力的には十分だから、後はこのダンジョンを踏破してくれれば、ダンジョン消失に伴って地下から吐き出される。」



 少し疑問に思ったから取り敢えず聞いてみる事にした。

「ダンジョンを踏破って、ボス的な奴がいるの?それとも、ゴールについたらお終い?」


 授業をまともに聞いていなかった理由では無かったが、知らない物はしょうがない


 「あ〜、そういえば知らないか、色々な理由があってダンジョンが出来ているんだけど一番手っ取り早いのは、ダンジョンの中核にある他の世界との接点の様な物があるけどそこを破壊すると、繋がりが切れて魔力が供給されなくなる。

でもダンジョンや魔物は、魔力を吸い続けるから次第に魔力を吸い付くされてダンジョンが消滅してくれる。特に出来たばっかりのダンジョンは、モンスターが過剰に増えて出口が出来、モンスターを吐き出している。

それでもモンスターの数はまだ多いからダンジョンに残った魔力を使い切るのは早いよ」


 なんか今、不穏な事を言った様な気がする。

 「モンスターの数が多い?溢れかえっている?」


 「え?多くなって弱いモンスターから外に追い出されてるじゃないか、それはまあそういう事だ。出口が出現した事によって出口付近に殺到しているから、ダンジョン奥に行けば行くほどむしろ普段よりは少ない筈だから大丈夫!」


大丈夫!って信じてもいいものなんだろうか?


 「さあ、そろそろ時間だ頑張って来てくれ、これから再び落ち出すから心の準備と間違っても着地に失敗しない様にだけは気をつけてくれよ。

それとサービスの一貫で、藁の山みたいなのを出してあるから多少はクッションになってくれるはずだ

心置きなく落下してくれ」


心置きなく落下とはいったい………




次回、落下する為に主人公が怪我をする表現があります。

苦手な方は1話飛ばして下さい。

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