第37話 異常の発生
「よし!斑鳩、佐藤、南條3人とも行くぞ!他の4人は、後で瀧山講師が来るから大人しく待っているように!どうやら、遅刻しているみたいだ初日から思いやられる。」
郷山は、ボヤきながら3人を引き連れて出発しだした。
「郷山講師、現地にはどうやって行くんですか?」
佐藤が気になっていた事を聞くと
「むろん徒歩だ!」
「えっ?マジ?徒歩なの?嘘でしょ?」
南條が聞いてないとビックリしているが
「まあしょうがない、本当はもう一人の瀧山講師がマイクロバスで連れて行くはずが、遅刻はするは、連絡はないわ、電波が届かないとなっていてはしょうがかい」
「目的地は何処に向かうんですか?」
碌でもない回答が返ってきそうだったが、聞かずにはいられなかった。
「解らん!取り敢えず、瀧山の家に向かう所々電波が悪い場所があって連絡が取れてないだけでマイクロバスがパンクとかで立ち往生しているだけかもしれんし、それまでに連絡があればあったで問題無いようなら、近くの山に登る予定だ」
郷山の答えに
「意外と適当だな」
「確かに適当ね」
「適当過ぎる」
っと3人とも小さい声で口々にボヤくが
「聞こえてるぞ、ワーカーたるもの不測の事態に備えないといけない。それと、なんといっても体力が必要だ!なので、この行進も訓練の一貫である」
孝一達は、気を取り直し歩いていると教習所から5km位離れた場所で何故か目眩がしてきた。
すると郷山が叫び出す。
「不味い!ダンジョンから魔力が漏れて来ている。各自、魔力酔いにならない様に気を付けろ!慣れればなんともないが、慣れていなければ酒に酔ったみたいになる!それと、魔物も出て来る可能性がある。もしかすると既に出て来ている可能性もある。ハグレになる前の魔物だ、ダンジョン内のモンスターと同程度の強さがある。受講生3人引き連れてでは流石に危険過ぎる。撤退するぞ!」
「えっ?こんな場所で?ダンジョンの出入口から何十キロも離れているはずなのに」
斑鳩孝一は叫ばずにいられなかった。
「何言ってるの、ダンジョン出入口以外に一時的に別の場所に出口が発生する時があるからハグレが存在するのに、誰でも知ってる事でしょ!」
南條が、呆れて解説をしてくれた。
「取り敢えず戻るぞ、警戒を怠るな。電波が届かないのもこれが原因だ。」
初耳だった、、、出入口管理しているのにモンスターが出て来てハグレとかになるなんてザルな管理だなと思ってたけどこういう事だったんだ。
常識過ぎて誰も教えてくれなかったが、こちらの世界にきた斑鳩孝一には知らない事だった。




