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私は世界を初めて知った

私たちが住む日本、第二次世界大戦後の日本国憲法でも記されているようにこの国では戦争は禁止され、平和な国である。だがそれは表向きの偽りの姿であり

国は密かに国民たちの行動から生活パターンまで全て監視し管理をし人工的に平和な世の中を作っていた。

そんな平和な世の中を作る秘密組織WBWは

全国から13歳から18歳の男女をスカウトして集めWBW組織員とし

平和な世の中を作っていた


 岐阜県関市 PM11:00 山川家にて


「カチャ、ガチャ」

玄関のドアが開いた

「ただいま」

と言いながら制服を着た少女は適当に靴を脱いだ

するとリビングから母親が

「おかえり白世、夜遅くまで塾お疲れ様。

ご飯あるわよ」

と言うと白世は制服のボタンを外しながら

「いらない。食欲ない。」

とそっけなく返事をし2回の部屋の方へと向かう

母親は心配そうに白世をリビングから見つめていた

「ドン、ドン、ドン...」

白世は階段をゆっくり疲れた足取りで登っていく。


「ガチャッ」

白世は部屋のドアを開けて入る

(あれ?いつも通りのはずなのに...なんだろうこの違和感)

いつも過ごしている部屋なのに今日はやけに変な違和感を覚え部屋の入り口で立ち尽くしていると

「バタンッ!」

窓も開いていない、手も触れていないのに突然ドアが閉まった。白世は振り返ろうとした瞬間背後に人の気配を感じ首に冷たいヒヤリとした刃物を当てられ身動きがとれなくなった。

怖くて声が出ない。白世は頭が真っ白で何も考えれず動揺していた。すると背後で男が

「動くな、大声を出したら刺す。私は国家秘密機関WBW組織員だ。国から山川白世さん宛に国家秘密命令が下された。命令を無視したり、周りの者に言おうもんなら即死刑である。明日までにこの封筒を読んでおくこと。明日のこの時間にこの部屋で1人でいること。またこの封筒は明日、WBW員に会うまで誰の手にも渡らないよう厳重に保管すること」

と言い、白世に強引に封筒を渡して刃物を閉まった。

白世はすぐに後ろを振り返ったが

もうそこにはWBW組織員と名乗る怪しい男は消えていた。

白世はそのまま力が抜けたようにその場に座り込んだ

「私、疲れてるのかなぁ...でも封筒あるし夢じゃない」

封筒を眺めながらしばらく座り込んでいて気がつくと時計は0時を過ぎていた。

白世はそのまま封筒を引き出しに入れお風呂に入り

その日は眠りについた。


 次の日


「んんーっ」

白世は大きく伸びていつも通り起きて部屋を出ようとしたが、ふと昨日のことを思い出し机の引き出しを開けた。

「やっぱり夢じゃない。どうしよう...誰かに封筒を開けられたら大変だし、かといって学校に持って行くのも怖いしなぁ」

白世は悩んだ挙句その日は学校を休むことにした。

その日の夜

白世はベットの上でゴロゴロしながら

封筒を眺めていた。

(昼間に封筒の中の紙を読んだけど...どうして私が?後でWBW組織員さん?に聞くしかないか)

そんなことをぼんやりと考えていると突然部屋の窓がノックされるような音がした。

「え、ここ2階だし気のせいだよね」

白世は驚いたように窓のカーテンを開けて窓を開けると全身真っ黒のコートで黒い仮面を被った男が部屋に飛び込んできた。

「えっ!ええーどうやって?ここ2階...」

白世がびっくりしているのを無視し男は

「おっと失礼!先日の無礼をお許しください。山川白世さんでお間違いないでしょうか」

「はっ、はい!山川白世です」

「私はWBW員の者です。封筒の中身に書かれていた通り白世さんは国家秘密組織WBWのWBW組織員に選ばれました。おめでとうございます。」

白世は真っ黒の服で真っ黒の仮面のWBW員を怪しみながら

「封筒の中身のものは全て読みました。でも信じられません。私たちは国家に監視し管理されているなんて...」

WBW組織員は落ち着いた様子で

「大丈夫です。そういう方は多いので。まず最初に白世さんは最初は研修に入ってもらってWBW組織員と秘密組織WBWについて知ってもらいます。そこから研修期間を得て正式にWBW組織員になってもらいます。」

白世はWBW組織員の話をじっくり聞き

「申し訳ございませんが、私も学校があるし、正直まだ秘密組織WBWのことも信用できないし、やっぱり辞退させていただけないでしょうか」

と言うと

WBW組織員は淡々と

「一応WBW組織員は国家秘密ですので外部の者がその存在を知ってはいけないんです。ですので辞退されるとなると国家秘密を守るため辞退者本人とその家族と友人は死刑となってしまうルールなのです。」

と言うと白世は怒りながら

「酷すぎる...こんなの脅しよ!家族や友人を巻き込むなんて...じゃあ私は死ぬまでWBW組織員ってことなの?」

と聞くとWBW組織員は

「そんなことございません!あなた方の目的はは日本犯罪組織B.Bの壊滅です。あなた方は目的が達成されるとWBW組織員卒業となりお礼金として1000億円が支払われます。」

と答えた

「えー!!1000億!その日本犯罪組織B.Bを壊滅させればいいのね!わかったわ私絶対日本犯罪組織B.Bを壊滅させるわ。」

と言いながら白世はやる気に満ちた目で応えた。

「では白世さん。研修は夜中に行います。でも今日は本部に行きますのでついて来てください。一応白世さんのお母さんにバレないように白瀬さん身代わりロボットを寝かせておきますのでご心配なさらず。白世さんは私が背中におんぶしていくので行きましょう」

「なんかすごいわ、私にそっくり!寝息まで再現されてるなんて」


2人はそのまま近くに停めてある車に乗り山奥の小型ジェット飛行場へ行きそのまま無音ジェット機で東京のWBWの本部へと向かった。



1時間ジェット機に乗って本部に着いた白世は

WBW長代理であるコードネームアメジストと出会い

早速仮任務に出かけることになる

初任務はなんと闇市場の調査⁉︎次回も楽しみに

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