思い出して、想い出す
青い春が紡いだ君との出会い
初めて同じクラスになった日
そして偶然隣の席が君だった
特に用もないのに声をかけて
授業中なのにお喋りをしたね
それで一緒になって怒られて
それで一緒になって笑ったね
そんな何気ない時間が好きで
変わらない日常が好きだった
そして一年が過ぎ去ってゆき
君とは別々のクラスになった
だんだん会える回数が減って
どんどん話せる機会も減った
たまに廊下ですれ違う君の顔
楽しそうに友達と話す君の顔
それはいつも私に向けてた顔
それはいつもと変わらない顔
なんだか気持ちが曇ってゆく
もやもや気持ちが曇ってゆく
けれど今になればこの気持ち
なんとなくわかる気がするよ
当たり前のように会っていた
当たり前のように話していた
その時間が終わって気づいた
君がいなくなって気づいたよ
これが好きってことなのかな
これが恋だったのかな、って
失恋とも違うんですけど、なんだか報われない恋というか。
勇気があれば可能性はあったんでしょうけど、相手は気がなかったと言うか。
そんな恋を書きたいなと思って降ってきた詩です。